映画

マキノ雅弘

♪バカは死ななきゃァ、治〜らぁなぁぁ〜いぃぃぃ((C)広沢虎造) 邦画黎明期からギョーカイを担った、クロサワなんてメじゃない日本が誇る<映画の神様>、マキノ雅弘。代表作は数知れずだが、ひとつ選ぶとすりゃァ、やっぱ日本人なら見ずに死ねるかッ! 笑…

ロバート・ジョンソン「のたうち回ってばかりいる(I'm a Steady Rolliin' Man)」

おれはいつものたうち回ってばかりいる、夜と昼の区別なく いつものたうち回ってる、夜と昼の区別なく やさしい女がおれにはいない、こんなふうに一緒にころがる女がいない (三井徹訳) ……べつに意味なんざねぇ。最近はこんな昔むかしのブルーズばかり聴い…

ダース・ヴェーダー『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』

コー、ホー(呼吸音)…… とりあえず祝『スター・ウォーズ』三部作DVD化。ジョージ・ルーカスによるシリーズ私物化とファン無視のチョー身勝手改編はどうにも解せないが、一家に一枚な名作なのは間違いなし、いずれオレも中古で買います。ざまあみろ、ルー…

『スター・ウォーズ』DVDは……買い控え。

http://www.cnn.co.jp/showbiz/CNN200409210014.html 期待してたんだけどなぁ……改編しすぎだっつぅの! 冗談じゃないよまったく。 『スター・ウォーズ』はジョージ・ルーカスが創った映画だが、断じて、彼本人の私有物と見なすべきではない。映画は創り手当…

イチムラ@『かたびら街』(監督:相澤虎之助)

本雑記では基本的に私的なコトは(内輪ネタほど嫌いなモンはないので)あまり触れないでいるが、今夜は特別に、「身内」の作品から名台詞を一言。 監督もイチムラ役の声をやってる人間も、サークルの同門。監督はホント、ナイスガイこのうえないヒトなんで、…

巨乳大王ラス・メイヤー、死す。

ラス・メイヤー・コンプリート映画祭のチラシもらって、ウホウホしてる矢先に……。 きっと挟射で昇天したのであろう<決めつけ とりあえず、合掌。ま、でも生まれてこのかた豊乳に包まれた人生、漢として幸福の極致だったに違いない。素直に、うらやましい。 …

マイケル・ペイリン『モンティ・パイソン・アンド・ナウ』

パイソンのスケッチ代表作。パターンはいろいろあるが、本作だといわゆるデッド・パロット、「死んだオウム」のスケッチに続いて登場。 「ホントはね、こんな商売やめたいの。 僕は木こりになりたかった!」 そしてモンティ・パイソン史、いや、世界喜劇に残…

ブラウン神父「神の鉄槌」(G・K・チェスタトン「ブラウン神父の童心」創元推理文庫所収)

「どうしてこれがみんなわかったんだ? あんたは悪魔なのか?」 「人間ですよ」ブラウン神父はおごそかに答えた− 「人間なればこそ、この心のうちにあらゆる悪魔をもっているのです」 (福田恆存+中村保男訳) シャーロック・ホームズ以降世界にあまた登場…

ドロシー・マローン『三つ数えろ』(ハワード・ホークス監督)

ボギーがぶらり立ち寄る書店に待ち受ける、一見清楚、ところが実体はエロエロモード爆発なネェちゃん。いきなりドアにフードを下ろし、メガネ外して、婉然と笑うその艶姿! ハリウッドウラ名物、メガネ美女のハシリにして理想形。とにかく本作、「エエ場面だ…

ポール・ニューマン『動く標的』(ロス・マクドナルド原作、ジャック・スマイト監督)

ハーパーのダチ「ダメだ、私には撃てない!」 ハーパー「わが友よ……」*1 ロスマクことロス・マクドナルドはなんつっても題名が素晴らしい。題名どおりの展開をしちゃうハナシも多いんだが、なんつうか、物語が最終的に帰着する地点のイメージ設定が巧すぎる…

リチャード・ラウンドトゥリー『黒いジャガー』

「おぅ、ドア閉めてってくんな!」 「お手々があるデショ!」 実はキメ台詞なんで、詳細は書けないのだ。見てても忘れてたら、もっかい見るのだ。 ブラックスプロイテーションの魁にして、オプものの大傑作。超ヘヴィ級ギター・カッティングに乗って、アイザ…

『ボウリング・フォー・コロンバイン』地上波初放映。

……うぉぉぉ、うっかりしてたァ! 最初の40分、録画できなかったァ〜(泣)。 山ちゃん(山寺宏一)、マイケル・ムーアをうまく十八番のデブ声(爆)つくってアテてるけど、さすがにキビしいな(笑)まぁ、ンなコトより、チャールトン・ヘストンを納谷悟朗御…

映画好きへの100の質問。

洋楽好きに続いてやってみました。つうか、数年前にやったのに一部書き加えただけです。ですんで、101になっちまった。問題自体、最近訂正されたらしく、クエスチョンがほんの一部ごっちゃになってますけど、ま、いいよね。 http://d.hatena.ne.jp/hibiky/19…

闘え、ルトガー!:『ブラインド・フューリー』

見ちゃったよ。見直すの、10年できかないなァ。 御存知カツシン主演、三隅研次監督『座頭市血煙り街道』のリメイク。ルトガー・ハウアーの逆手居合い抜き、練習したのかなかなかハマっている。もちろん、勝新太郎の変幻自在なお手並みとは月とスッポンだが、…

菅原文太『仁義なき戦い 代理戦争』

のう、明、わしゃのう、そっちを苦しめようとしてしとることじゃないんで。わしが的かけとるんは山守よ。あれが上におる内は、なんぼうやっても広島はまとまらん。(中略) 山守が引退したら、こんなが跡目に立ちないや、そうなりゃアわしゃトコトンそっちに…

大五郎、実人生も冥府魔道。

http://www.zakzak.co.jp/gei/2004_09/g2004090808.html 萬屋錦之介のTV版大五郎に続いて、オリジナル映画版の大五郎までが……(泣) 富川晶宏、映画中ではすごくりりしく可愛らしく、ハマり役だったのになぁ。 ちなみにこのヒト、たしか2ちゃんねるの<時…

スーパーサイズ・ミー

半年ぶり(笑)に旧徳間ホールへ試写へ出向くつもりだったが、やっぱやめた。 内容はこちらでキッチリ紹介されているし、コヤでも見るまでもないか、と。 http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20040513 正月に渋谷シネマライズで公開とのこと。最近、かかる作品…

『華氏911』追記:ドキュメンタリーは主観的産物なり!

『華氏911』ショック、さめやらず。 オレはマイケル・ムーアの妄信者ではないつもりだが、支持者なのは間違いない。昨年以来、座右の人物のひとりとして、親愛の情を抱いている。 そんなわけで、以下は「フェア」な文章ではない。 日本における共和党支持…

大塚周夫asチャールズ・ブロンソン4DAYS!@テレビ東京

いやぁ、結局全作品録画&チェックしちゃったぜ!(爆) 本日シメを飾る『レッド・サン』は、ブロンソンズコンビによるCM予告どおり、なんと新録。近年、不調気味な納谷悟朗御大の例もあるし、さしもの大塚周夫さんでも辛いんじゃないか? と不安があった…

サム・ライミ『スパイダーマン2』

『華氏911』と続けて見た。 セプテンバー11当時の絶望が再燃し、やり場のない怒りに満ちていたオレを、少なからず、癒してくれた。 アメリカは絶望だけじゃない、ささやかながら、希望もふりまいてはいてくれる、と。 日夜ニューヨークの救世主として働い…

『華氏911』『スパイダーマン2』を見た。

詳しくはいずれ。 『スパイダーマン2』は続編でありながら『1』を軽く上回るパワフル&ハイスピードな傑作になってた。コレはサム・ライミフリークのオレの予想(希望)どおり。<『死霊のはらわた』の法則>はライミにはしっかり生きていた! 『華氏91…

ジョン・ブアマン『戦場の小さな天使たち』

英国きっての鬼才監督が自らの体験を元に、戦火の渦中思いがけず訪れた<人生最高の夏休み>を描いたファミリーロマンスの大傑作。 上記の名台詞、映画史に残したい拍手喝采ものの一大痛快名場面で叫ばれるセリフ。ネタバレになるので一部伏せ字*1にしたが、…

菅原文太『仁義なき戦い』

「あんた、こがなことして貰おうてて満足か……満足じゃないよ、のう……わしもおんなじじゃ……」 腑抜けた日々に、カツ入れるにゃ『仁義』が一番。毎日でも使おう思えば、使えるが、のう。

菅原文太『仁義なき戦い 頂上作戦』

「口が肥えてきたけんのう、もう野良突く程の性根はありゃせんのよ」 アテネも今日でオワリ。宴のあとにも生活は待つ。明日からそれが問題だ。 あんたも、発展途上人。

科学者が選ぶSF映画ベストテン。

http://www.cnn.co.jp/showbiz/CNN200408270022.html 1位は「ふたつで充分ですよ!」だそうな。そうなんだ、へぇ〜。 ちなみに、昔、理工学部出の先輩はデイヴィッド・クローネンバーグだけは理系として信用できない、なんて云ってたな。オレみたく100%文…

広川太一郎asローワン・アトキンソン『ビーン 劇場版』(日本語吹替版)

問題になる名画の前でたたずむビーン氏。 「「絵(え)〜画(エ)ェ……額(ガク)ッ」 役者がしゃべってもなくても、唇さえ映ってなきゃ、ナァ〜んだってしゃべっちゃうんだからして、コノコノ〜! 吹替なんてな面白ければイイんだっつの! 意味なんてぜーん…

映画のなかの博士/発明家たち。

夜半、映像仕事してるダチからいきなり電話。 「『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のドクとか、『スパイ・キッズ』の発明狂の叔父貴(注:ダニー・トレホ)みたいな、映画に出てくる<博士>や<発明家>みたいなヒト、ほかにどんなのがいたっけ?」 ふむ…

ヴィンセント・プライス『ビキニマシン』

傑作ですよね、コレ。史上最強の低音美声の持ち主たる怪奇映画名優ヴィンセント・プライスが、フランケンシュタイン博士よろしく、ことあるごとにせむし男ならぬ助手(執事だっけ?)に怒鳴り散らすっていう。 で、つくってるマシンは題名のまんま。ビキニ美…

ウィリアム・ホールデン&アーネスト・ボーグナイン『ワイルドバンチ』

男気映画を愛するボンクラなら、一度は涙したハズの、永遠不滅のやりとり。*1 録画してあった吹替版をなくしてしまったので、吹替ではどういう言い回しだったのか忘れてしまったのが残念。 「行くぜ!」 「おぅよ!」 ……まぁ、こんな感じでいいんだろうな。 …

なぎら健壱as薬痴寺『嗚呼!! 花の応援団 役者やのォ〜』

ビデオのジャケット写真も見つかったんですが、個人サイトの方がスキャンしたヤツみたいだったので、あえてやめました。写真はなぎらさんの近影(数十年このかた不変!)。 使用例。 「そうか、お前、お腹痛いんか。役者やのォ〜!」(ひよわな後輩の腹にキ…