映画

『みんな〜やってるか!』

本日めでたく56歳を迎えた殿、先日新作クランクインしたそうで。風の噂じゃコメディだそうで。不安だ。なぜ不安かというと。 ベネチア映画祭で受賞する以来ずっとそうだったが、ガラガラの映画館で『みんな〜やってるか!』を見たあの寒々しさ、たまらぬもの…

ロバート・デ・ニーロ『アンタッチャブル』

「要するにだな、『情熱』ってェヤツだ、あァン? 『情熱』! オレぁな、この言葉にしびれるんだ。なんつっても、こいつがねぇヤツはいけねぇ。男として認められねぇもんな。オレたちの稼業にゃ、コレがなくっちゃ生きていけねぇやな。え、どうでぇ、きょう…

メル・ブルックス

「PLAYBOY」*1のインタビューより。学生時代、たしか93年あたりに出た特集記念号に載ってた発言なんだが、該当雑誌が出てこないので詳細は書けない。すんまそん。ま、メル親爺のコトであるから、どうせしょうもないネタでボケただけに違いないんだが…

『カンフーハッスル』『レディ・ジョーカー』@109シネマズ四日市

見ました。楽しみました。 感想はミクシィにちっと書きましたが、こっちでもいずれ。

「タイム」誌が選ぶ映画ベスト100とはかぶってないハズ!

マキノ雅弘『次郎長三国志』シリーズ ジョン・フォード『わが谷は緑なりき』 フリッツ・ラング『死刑執行人もまた死す』 アルフレッド・ヒッチコック『めまい』 セルジオ・レオーネ『続・夕陽のガンマン』 ロベール・ブレッソン『バルタザ−ルどこへ行く』 テ…

年明け一発めのブツは?

年明け1曲めは本年は文句なく、本日のタイトル部どおりU2「New Year's Day」。寒風吹きすさぶ戸外の音に、ボノの雄叫び、エッジの空間引き裂きギター、アダムの地鳴りベース、ラリーの火炎太鼓が見事にマッチ! 映画は今年はあえて正月にはべつに何も見な…

『アイアン・ジャイアント』

公開当時、ワーナー・ブラザーズ試写室に駆けつけてみたら、終了後、場内はマジ、いいトシこいた30男どもの頬が涙に濡れてました。もちろん、オレも泣きました。アレが泣かずにいられるか! 巨大ロボットが友達になってくれるんだぞ! 「ボク、銃、ならない…

クリスマスに見たい映画。

……昨年も書いたネタだっけ? ま、いいや。 オレ的にいま一番見たいのは『グレムリン』だな(笑)いや、フィービー・ケイツが見たいの。ただ、それだけなスケベ心。 例年、よく見返したのは定番『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』。ティム・バートンつな…

ビートたけし『戦場のメリークリスマス』

「ろーれんすさん。あなた、ふぁーぜる・くりすます、ごぞんじかな?」 「知ってますよ。サンタクロースのことでしょう」 「今夜、わたし、ふぁーぜる・くりすます。ふぁーぜる・くりすます! へへ、うへへへッ」 題名にクリスマスと入ってるワリには、そん…

デイヴィッド・クローネンバーグ『ヴィデオドローム』

手元にあるユーロスペース発売のパンフレットを見ながら書いてるんだが、邦題ってウ濁だったっけ、コレ? オレはVは「ヴ」イと発音すると気が休まるウ濁愛好家なんだけど、本作についてはずっとハ濁の『ビデオドローム』だったように勘違い、混乱してた。 …

フランキー堺『幕末太陽伝』(川島雄三監督)

いやべつに、単にいまの気分で、テキトーに思い出したセリフを書いたまで。ちょっと ……まぁ、正直に云うと、会社でイヤ〜なコトがあったんだけどさ、私事は極力書かないと決めたし、「雨降って地固まる」という展開に持っていけそうだし、久々にブチキレたけ…

どうする、おい!

今夜は特別に、脳内名作再現劇場。 「何考えてるかわかるぞ。オレが6発撃ったか、5発かと考えてるんだろう? 実を言うと、こっちもつい夢中になって、数えるのを忘れちまったんだ。 でもこいつはマグナム44といって、世界で一番強力な銃なんだ。 お前のド…

ロバート・ショウ『サブウェイ・パニック』

DVDの吹替版より。原語も書き写すべきなんだが、ネット環境不安定につき、ご勘弁を。 いざ、ピックアップしたはいいが、この場面、語るに落ちる名場面だから、あまり説明できないんだよな。男気俳優ショウ御大については語りまくりたいんで、またいずれ。

ルイス・ブニュエル

「ここで馬のショットが入らないといけない」 ひひーん。 作業シフトのはざま、勝手に与えられた休日。本日からヤフーBB開通でネットざんまいのハズが、先方の勝手な手続きのせいで、いったん解約、またも大延期に。ネットもロクに引けない田舎なんて、や…

森繁久弥『人生とんぼ返り』(マキノ雅弘監督)

「センセイ、りありじゅうむ、ゆうのんはどこで買うたらよろしいんでっか?」 名台詞ふんだんだったな、このシャシンも。。。 「ああっ、太宰! あれは、美味しいですね!」 と意気込んでインテリのマドンナにムリムリ(なんて自分では全然わからぬままに)…

宮崎駿『もののけ姫』

「『風の谷のナウシカ』から13年、宮崎駿の凶暴な情熱が吹き荒れる!」 凶暴な情熱……最新作には、あまりなかったような。 『ハウルの動く城』、見てきました。帰郷後の栄えある映画鑑賞第1作。なんと田舎で映画見るのって高校生3年生以来(呆)田舎なウ…

川島雄三

花に嵐のたとえもあるさ、サヨナラだけが人生だ、サヨナラだけが人生だ。 本日が引っ越しの日。家の明け渡しや叔父に会ったりするため、明日夕刻までは在京の予定ながら、その後はもはや、東京人ではなくなる。 不器用で臆病すぎたオレには、いかにも「らし…

『彼女がトカゲに喰われたら』(監督シリオ・H・サンチャゴ)キャッチコピーより

泣いても笑ってもあと3日でサヨナラ東京! 追記。↓みやりゅうさん、情報ありがとうございます! 以前もお教え頂いてしまったから、2回目ですね〜いやはや(恥)

ヘンリー・ヒル『グッドフェローズ』

「いちばんつらかったのは、おれが今までしてきた生活ができなくなることだったね」 今後、折に触れて思い出しそうなセリフ。映画版はいよいよ発売迫る決定版DVD化を待っているため手元になし、ニコラス・ピレッジの同名原作(徳間文庫)から採録。

伝説の喜劇スター、ハロルド・ロイド復活!

http://www.zakzak.co.jp/gei/2004_10/g2004102115.html ロイド眼鏡のネーミングの由来になった真ん丸眼鏡がトレードマーク。オレはアンソロジー程度でしか見たことないので確言はしないが、洗練されたコメディセンスで売った人ではあるようで。マルクス兄弟…

共和党・民主党・無党派が選ぶ政治映画ベストテン

ジェームズ・ステュワート主演『スミス都へ行く』(フランク・キャプラ監督)が1位だってさ。たしかに、ありゃァイイ映画だ。 http://www.cnn.co.jp/showbiz/CNN200410080009.html

船越英二『暖流』

鬼才・増村保造の監督第3作『暖流』(57年)から。故・根上淳が扮する、経営不振に陥った大病院の再建に全力投球する男と、彼を慕う看護婦と病院長の娘の三角関係を描く、ラヴ・ロマンス名作のリメイク。原作は岸田今日子の実父、劇作家・岸田国士。巨匠・…

ジョン・アーチボルド・ドートマンダー「ホット・ロック」(原作:ドナルド・E・ウエストレイク)

ユーモアミステリの巨匠ウエストレイク不朽の名作より、珍妙怪々な呪文が万事を解決してしまう、読者喝采の名場面。ロバート・レッドフォード主演、ピーター・イェーツ監督による映画版もサイコー。つうか、ラストの後味は間違いなく映画のほうがスマートで…

渥美清『フーテンの寅』(森崎東監督)

「インテリなんてのは、とにかく考えに考えるばっかりで、しまいにてめえがナニを考えてたかわからなくなるんでございますよ!」 イイこと云うねぇ! どうだぃ、え、この気の効いたセリフはよォ。 ま、もっとも、コレ撮った森崎東は京大出、シリーズの看板・…

ジョージ・サンダース

オレが知ってる最高の悪役俳優が、この世で最後に残したセリフ。 「親愛なる皆さん、お別れだ。もううんざりなんだ。 この甘美なる肥溜めの中で、悩みながら生きてくれ。 ……最後まで悪意を人にぶつけるコトを忘れなかったとは、尋常じゃないね。オレも見習い…

ビートたけし『GONIN』(石井隆監督)

ユーサク、ユーヤ、と来たら次はTAKESHIでしょう! コレでシメな。 予告編でフィーチャーされた、眼帯つけたビートたけしのどアップ、今でも頭に離れない。そういや、オレなんざも雇用保険が効かない有限会社で苦労させられたぜ(笑)それはともかく…

カーク・ダグラス&シルヴァ・コシナ主演『ボディガード』(テレビ朝日2:55〜4:40放映)

ケヴィン・コスナー&ホイットニー・ヒューストンの同名作とは関係なし。内容は似てるし、出来も変わらないが(笑)。 時代遅れなカーク・ダグラスファンなんで、ブクログを作成しながら横目でチェック。たる〜いラヴ・サスペンス。カットが雑なせいもあった…

内田裕也『十階のモスキート』

十階のモスキート デラックス版 [DVD]出版社/メーカー: パイオニアLDC発売日: 2001/12/21メディア: DVD クリック: 2回この商品を含むブログ (23件) を見るユーサクと来たら、次はユーヤでしょう! いや、意味ないんだけど。 ユーヤ主演映画は当然ながらユー…

松田優作『野獣死すべし』

優作なら個人的には『最も危険な遊戯』が好みなんだが、狼のごとき容貌になるため頬をこけさせるべくわざわざ奥歯抜いたというエピソードとか、そんなコトたぶん脚本には書いてないだろッ! 的な優作の即興演技が楽しめる本作から。 ビデオもDVDもいま手…

ジョン・リスゴウ『クリフハンガー』

スタ公ことシルヴェスター・スタローンのキャリア下降が目立ち始めた頃のアクション。カントクはレニー・ハーリン? ああ、その時点でダメじゃん! ただコレ、当時悪役づきまくってた怪優ジョン・リスゴウがサイコーでさ。連れの一味の女に吐くセリフがすげ…