カーク・ダグラス&シルヴァ・コシナ主演『ボディガード』(テレビ朝日2:55〜4:40放映)

ケヴィン・コスナーホイットニー・ヒューストンの同名作とは関係なし。内容は似てるし、出来も変わらないが(笑)。
時代遅れなカーク・ダグラスファンなんで、ブクログを作成しながら横目でチェック。たる〜いラヴ・サスペンス。カットが雑なせいもあったが、演出自体ユルユル。さすがは性豪“Fuckin' Kirk”((C)スタンリー・キューブリック)、やっぱりいそいそ、ムチムチ美女なシルヴァ・コシナとイタしちゃう、見せ場はそれくらい。頑健強壮なる肉体誇示したアクションも不発。どうにも監督が仕事してない。
吹替キャストはカーク・ダグラス(宮部昭夫)、シルヴァ・コシナ武藤礼子)、イーライ・ウォラック穂積隆信。作品の質も低かったふが、吹替もやや雑だったような。宮部昭夫はスティーヴ・マックイーンカーク・ダグラス両方が持ち役だったワケだが、今まではほとんど聞き分けがつかなかった。ところが、今回はまんま同じに聞こえた。オレの耳がたしかになったとは思えぬ、宮部さん自身がうまく役にハマれていなかったのではないか。カーク・ダグラスは女にはだらしない役どころばかりだが、シメるトコはシメるのに、本作は最初から最後までベタベタズルズルだったからなぁ。それとも、オレはいよいよ吹替洋画まで楽しめなくなったとか? ヤバいじゃん!
ちなみに、オレのカーク・ダグラス傑作ベスト3は、『脱獄』『海底2万里』『逢う時はいつも他人』。ヤスベェが仇役(ブルース・ダーン)をアテた主演&監督作『明日なき追撃』もなかなか面白かったぞい。たぶん放映素材がもうジャンクされているだろうから、今後、まず放映されないだろうけどな。そういう作品が多すぎるんだよ。学生時代、深夜映画を何でもかんでも漁り見ておいて、ホント、よかった。1回きりになってるのが悔しすぎるが。
スター出演作なのになかなかソフト化されないブツは数多い。そういうのを専門に放送するチャンネルができて欲しいね。もちろん、吹替版で!