2004-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ビデオ屋の片隅に眠る名画座魂! PART-I:1990〜

映画は映画館だけで見られるわけじゃない。ビデオしかないなら、それでもよし、とりあえず足とカネを使って借りに行き、いそいそ帰るや、TVの前に陣取って、テープをデッキにガチャンとセット。そのときのワクワク感たるや、銀幕おおうカーテンが開いてゆ…

ジョン・ブライオン「Meaningless」

祝『パンチドランク・ラブ』DVD化! 遅ればせながらPTAの音楽上のパートナー、ジョン・ブライオンの01年発表のソロ作を買ってきた。発売当時も試聴はしたが、そのときはボーカルがやや甘めか、と思い、買うのを保留。数があまり輸入されなかったのかど…

デイヴィッド・ラッシュ『俺がハマーだ!』

声はトーゼン、ミッチー・ハザマこと羽佐間道夫! 愛銃“マギー”をひっさげて、毎回毎度、所構わずドンパチやって、火のない所に火事起こす、アメリカンドラマ史上に残る超破天荒刑事(デカ)、ヤツの名前はスレッジ・ハマー! そのハチャメチャな暴れっぷり…

TVがオレの名画座だった・第2回:1986〜

高校時代はもちろん、上京後、マニアな連中のなかに身を投じて後現在に至るまで、周囲でも見ている人間が全然いないベストテン。たしかにオレ、ひねくれ者でもあるけど、それ以上に自分にとって物珍しい作品を独力で探して見るという行為そのものが楽しかっ…

神代辰巳『濡れた唇』

いつものように惰眠をむさぼるハズが、ふっと目が覚めてしまった休日の午前中、寝床のなかでひとり腕組み思案して、なぜか独白していた台詞がコレ。いや、切りません、ってか、絶対切れませんけど。痛いのイヤだし。ふと口ずさみたくなるような(?)隈歌は…

フジヤよいとこ、一度はお行き。

気を取り直してフジヤエービックへ。銀行に行き損ねたので持ち合わせがあまりなかったし、明日以降、黄金連休セールをするらしいんで今日はごく控えめに。 ●ブライアン・イーノ「On Land」(900円) ●ニール・ヤング「ラッキー・サーティーン」(700円) ●リ…

頑徹ラーメン@中野→☆☆

そろそろ音源欠乏症が出始めたので、夕刻、中野へ出かける。 CD漁りをする前に腹ごしらえすべぇ、と、以前から気になっていた早稲田通り沿いの頑徹ラーメンまで足を運ぶ。黒豚チャーシュー麺(900円)を頼む。店主さんは独学でラーメン修行したとかで、沖…

輸入CD規制問題シンポジウム!

朝日新聞等にも寄稿する音楽プロデューサー/音楽評論家の高橋健太郎氏のサイトから。「自由にコピーペースト、メール転送などして下さい」とあったので、ここにもコピペさせて頂きます。 <告知> 選択肢を保護しよう!! 著作権法改正でCDの輸入が規制される…

市川雷蔵『眠狂四郎無頼剣』

巨匠中の巨匠・伊藤大輔の骨太にして香気に満ちた脚本を、チャンバラ撮らせたら世界最高な三隅研次が流麗に演出した人気シリーズ屈指の名品。天知茂とのふたり円月殺法等、見せ場ふんだん、オレが三隅フリークと化した記念すべき一作でもある。 市川雷蔵は偏…

ビバ! 名画座魂!:1990〜1995

まずは誰のためでもないオレのための回顧記録、ベストテンでふりかえるわが映画遍歴。今回は学生時代に通った名画座で見た作品のベストテンなぞ。 手帳等に見た映画の記録は一応つけていたのだが、大学1・2・5年当時の備忘録が出てこない。てなわけで、19…

だからさ、ジーコを解任しろっての。

http://nippondaihyou.com/ 5月1日、代々木公園で人文字やるそうです。オレもユニフォーム買って参加すっかな?

石井輝男『江戸川乱歩全集・恐怖奇形人間』

“不良性感度”東映ゲテモノ路線下に妖しく咲いた毒の徒花、邦画史上に残る八方無尽・変幻自在・阿鼻叫喚あれこれの一大絵巻! 『全集』と銘打ったは伊達じゃない、「パノラマ島奇談」を軸に「人間椅子」から「闇に蠢く」等々、江戸川乱歩の作品群を余すトコな…

クラシコ!@サンチャゴ・ベルナベウ

いや、オレ、なんつっても阪神タイガースファンだからして、サッカーでも読売巨人ジャイアンツみたいな金満常勝チームの応援は性分としてできないわけですよ。だから、プレミアではマンUじゃなくアーセナルはたまたニューカッスル、セリエAではミランじゃ…

ジョゼ・ジョバンニ、死去。

http://www.kobe-np.co.jp/kyodonews/news/4042601003317.html ノワールものに特に詳しい人間じゃありやせんが、その男気あふれる作風には拝見にあずかるたび感銘しきり。2002年日本公開の『父よ』は、一度でも親を泣かせたことあるボンクラ諸兄なら特に必見…

アラン・シアラー(ニューカッスル)

イングランドが誇る偉大なストライカーにしてセントジェームズパークの英雄、シアラー様。昨季02-03シーズン、エヴァートン戦で見せた、ミドルレンジからの弾丸ボレーシュートの見事さ、いまだに目に焼き付いて離れない。 今回ピックアップした言葉は、くだ…

TVがオレの名画座だった・第1回

<原体験系>1986〜1990:その1[サスペンス] 1.『新・ヒッチコック劇場/小指切断ゲーム』ジョン・ヒューストン/キム・ノヴァク 2.『盗聴/カンバセーション』フランシス・フォード・コッポラ 3.『妖精たちの森』マイケル・ウィナー/マーロン・ブラン…

久々に箱漁り。

昼過ぎから出かけ、散髪を済ませてから親友と新宿で合流。ディスクユニオンへ行き、以下をゲッツ。 ●ジョー・ヘンリー「Kindness of the World」(600円) ●デッド・カン・ダンス「Into the Labyrinth」(400円) ●ジェフ・バックリィ「Live at Sin-e」(300…

リンダ・ルイス「ラーク」

うららかな春の午後のためにあるアルバムです。 関係ないけど、今日はオカンの誕生日、還暦になったのを記念して花を贈ってみますた。電話口の向こうで喜んでますた。ボンクラもたまにはいいことするでしょ? まぁ、日頃の行状が悪すぎるんで、誰もほめてく…

チャールズ・ブロンソン『さらば友よ』

昨年末だかにテレ東で奇跡的に放映された、泣く子も黙る男泣き映画不朽の名作より(ブロンソンズに感謝!?)。コイン沈めの特技等、小道具を巧みに活かしてブロンソンの男気キャラを十全に描き切った、鬼才セバスチャン・ジャプリゾのホンが絶品。

フリー後のベストテン:1998〜2004現在

オレの一番好きな俳優はクリント・イーストウッドとカツシン(勝新太郎)。時代遅れなこと限りなしだが、コレはあくまで個人的な趣味。 映画は本来ナマもの、劇場で公開される最新作はしっかりリアルタイムでチェックするようにしないと、ホントの意味で「見…

キャメロン・ディアス『メリーに首ったけ』

おバカで下品で超ポップ! 抱腹絶倒! 爆笑ラブコメ! 90年代コメディの金字塔 「英会話のイーオン」でおなじみの美女キャメロン・ディアス。彼女が日本でブレイクするきっかけになったのがこの映画。ジャケで彼女の前髪が立っているワケを知りたくない? メ…

いちおう就職後のベストテン:1994〜1998

大学は伝統に則り(笑)1年留年、5年生になってから働き始めたバイト先の小さな宣伝会社兼編プロにそのまま入り、出向先の老舗出版社でへっぽこ社員生活を形ばかり。 間違い始めた人生、映画だけは相変わらずふんだんに見たが、曲がりなりにもゼニもらって…

OKI「ミュージック・マガジン」2003年8月号『めかくしプレイ』の発言より

Q(松山晋也氏、元「スタジオボイス」編集長):大学時代にレゲエ・バンドをやってたらしいけど、レゲエは演奏そのものは難しいと思いますか。 A:うん、難しいね。というか、レゲエの演奏は正しいと思うんだ。結局、音を埋めてゆくか、音を削ってゆくかの…

学生時代のベストテン:1990〜1994

1990年、大学入学を機に上京、以後ずっと東京生活続行中。 以下、基本的には映画館で見た、当時の劇場公開新作のみ。ただ、『ツイン・ピークス』だけは例外。生涯最もハマったビデオレンタル体験なので特にチョイスした。 [アメリカ] 1.『許されざる者』…

リアム・ニーソン『ダークマン』(サム・ライミ監督)

宙を飛び地を這うキャメラ、時空間を無視したかのごときゆがんだ画面構成等、見る者の意表を突きまくるケレン味たっぷりの演出で鳴らす鬼才中の鬼才サム・ライミ、メジャーシーンに本格的に殴り込んだ会心作。個人的にはライミの最高傑作と思っているが、ま…

中・高校時代のベストテン:1983〜1990

1.『バック・トゥ・ザ・フューチャー』ロバート・ゼメキス 2.『バロン』テリー・ギリアム 3.『ラストエンペラー』ベルナルド・ベルトルッチ 4.『ダイ・ハード』ジョン・マクティアナン 5.『ロボコップ』ポール・ヴァーホーヴェン 6.『フルメタル・ジャ…

小池一夫&小島剛夕「子連れ狼」

祝「漫画アクション」復刊。言わずと知れた劇画の金字塔。オレの座右書のひとつです、なんて(笑)もっとも、オレは萬屋錦之介のTV版はなじめなくて、若山富三郎の映画版シンパなんですが。

原体験系。

1.『ゴッドファーザー PART I&II』フランシス・フォード・コッポラ 2.『地獄の黙示録』フランシス・フォード・コッポラ 3.『ダーティーハリー』ドン・シーゲル/クリント・イーストウッド 4.『ブレードランナー』リドリー・スコット 5.『戦場のメリ…

ルトガー・ハウアー『ブレードランナー』

「どんな思い出も時が来ればやがて消える。雨のように、涙のように……死ぬ時が来た」 この名台詞、名著「メイキング・オブ・ブレードランナー」によれば、ルトガー・ハウアー自身の創作によるものだとか。詩人だねぇ。サントラ盤のラストにも収録されてるが、…

溝口健二監督が宮川一夫キャメラマンへ挨拶がわりに投げかけた決まり文句。

1997年、大阪ヨーロッパ映画祭のため来日したアンリ・アルカンが宮川一夫を表敬訪問した姿をおさめたドキュメンタリー『反射スル眼』を見た。日本映画専門チャンネルもなかなか侮れない。いきなりこんなレア映像を流してくれるとは。 撮影当時、アンリ・アル…