TVがオレの名画座だった・第6回:1986〜

<海洋(関連)映画>
1.『JAWS ジョーズスティーヴン・スピルバーグ
2.『海底2万マイル』リチャード・フライシャー/主演:ジェームズ・メイスン、カーク・ダグラス
3.『キー・ラーゴ』ジョン・ヒューストン/主演:ボギー&バコール+エドワード・G・ロビンスン
4.『ライトシップ』イェジー・スコリモフスキ/主演:クラウス・マリア・ブランダウアー、ロバート・デュヴァル
5.『ポセイドン・アドベンチャーロナルド・ニーム
6.『ザ・ディープピーター・イェーツ/主演:ジャクリーン・ビセットニック・ノルティ
7.『オルカ』マイケル・アンダーソン/主演:リチャード・ハリス
8.『スプラッシュ』ロン・ハワード/主演:ダリル・ハンナトム・ハンクス
9.『海流の中の島々』フランクリン・J・シャフナー/主演:ジョージ・C・スコット
10.『豪華客船ゴライアス号の奇跡』ケヴィン・コナー/主演:クリストファー・リー

う〜みはひろいな〜おおき〜いな、船は沈むし、サメもい〜る、味見したいな、ビキニ美女♪……ウッシッシ(<大橋巨泉調)てなわけで、『ジョーズ』放映記念で、ジャンルを問わず、個人的に好きな海もの映画を10本リストアップ。いやぁ、ザ・ディープには特にお世話になりました。美女中の美女J・ビセットの濡れTシャツ姿、素晴らしすぎて昇天ものです。一時見過ぎたおかげで録画したテープが切れちまったほど(<バカ)。
…え、なに? レオ様のアレがねぇ? おとといきやがれ、こンちきしょうめ。あんなモン、船が沈むだけ、何のヒネリもねぇじゃねぇか。ポセイドン・アドベンチャーの二番煎じにゃココじゃ用はねぇ(<歴史的認識、まるで無視)大体、沈没後のドラマがねぇだろ、ドラマが! そこいくと、『豪華客船ゴライアス号の奇跡』なんて、よっく考えられたアイデアじゃねぇか。沈んだ船中で人々が生き長らえて、海底深くユートピアを築いていたなんてな。なんつっても船長様は不死身の吸血鬼、リー伯爵様だ! 文句あるかってんだ、おィッ! 
マジに戻すと、『ライトシップ』(ビデオ廃盤、かなりレア)以外は吹替で見たハズ。同作は題名どおり、ある<灯台船>を舞台に、そこを突然占拠したR・デュヴァル以下悪党一味に身体を張って船を守る船長の息詰まる対決を描くサスペンス。知る人ぞ知るさすらいのポーランド出身の鬼才スコリモフスキー*1、ダテに『ヴァリエラ』だの『ザ・シャウト』だの撮ってねぇ、一筋縄ではいかない、ヒネリと独特な間合いが際立つ演出が見もの。『ザ・シャウト』同様、DVD化されるべき傑作と思う。
大名優J・メイスンの沈毅にして悲哀に満ちたネモ船長が素晴らしすぎる『海底2万マイル』も大々傑作だよなぁ。DVDも出てるけど、古色ゆかしい風格ある吹替でもう一度見られたら嬉しく存ずる。(つづけてやらぁ)


*1:数年前、ひょっこり来日。たまたま会った友人に聞いたら、きどらない、面白おかしいオジサンだったそうな。『マーズ・アタック!』にも喜んで出たんだろうな。