なぎら健壱as薬痴寺『嗚呼!! 花の応援団 役者やのォ〜』

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ビデオのジャケット写真も見つかったんですが、個人サイトの方がスキャンしたヤツみたいだったので、あえてやめました。写真はなぎらさんの近影(数十年このかた不変!)。
使用例。

「そうか、お前、お腹痛いんか。役者やのォ〜!」(ひよわな後輩の腹にキツい蹴り一発!)
「おぉ〜こりゃあ、久しぶりに横綱級の役者やのォ〜!! だが、これは受けきれまい!」(主人公・青田赤道ヘッドロック、膝蹴り連発!)

青田赤道の返しはこんな感じ。

クェクェッ。こちょばい、こちょばい!
「こんなの屁の河童のちゃんちゃこりんよ
「しごきはそれだけですか。もぅ終わりましたんか?
……わし、最近、妙な病気にかかっとりますねん。手が、自分の意志に逆ろうて、勝手に動きよりますねん。(でやーッ! と薬痴寺に鉄拳炸裂!)
あ、あかん! 病気が出てしもた。ちゃいッ、めッめッ、ちゃいッ、めッめッ、……
ちょんわちょんわちょんわ〜、クェクェクェッ〜!!!

……なんとなく雰囲気つかんでもらえましたかァ? 
わかりまへんか〜? そらそうですわなぁ。
映画の説明するのがしんどいつうか、語るに落ちるなアレなんですけど、まぁ、とにかくバカ学生応援団モノですわ<テキトーすぎ 親衛隊長の青田を軸に、学ラン着用の脳味噌筋肉バカ学生が上へ下へとチン騒動、笑いと涙満載の青春スラップスティック群像劇。原作は名前からして凄い、どおくまん。小学生の頃、真似してるヤツがたまにまだいたんだよな〜。クェクェクェッ〜!
監督は日活ロマンポルノが生んだ史上最強の奇/鬼才、曾根中生。脚本は田中陽造ってのもすごいやね。音楽はジャパニーズプログレの雄、コスモス・ファクトリー。ぶっといシンセにギターにベースにドラムにと、青春映画とは思えん分厚い、大仰な音楽がバックで鳴り響いてますわ。なんと来月サントラ発売されるらしいでっせ! すげ〜!
ちなみに、コアな邦画ファンが寄るとさわると話題にのぼる、曽根監督の「消息」について、オレもコトあるごとに監督諸氏や映画界の方々に質問したりしたんですが、ホントにまさしく『誰も知らない』状態、詳細は御存知ないようで。ファンとしてはどこかで御健在でおいでなら、ただそれだけでいい、と願うのみです。
しかし、イイよね〜昔のマンガってさ。オレはガキの頃、かすかな記憶にちょっぴり残った、70〜80年代初期のマンガや劇画にやたら心ひかれるんです。