『新・座頭市 I』第9話「見えない涙に虹を見た」

伊丹十三の熱演が見応えありすぎる一作。伊丹十三は監督として最終的に名を為したが、役者としても才能あふれる人だったとわかるハズ。『悪一代』で名コンビを見せたという伊丹十三登場。見たいんだがなぁ…放送素材は残ってないんだろうか?? 
競演は『インディ・ジョーンズ』妻なんだったりしてからしてwなお、インディこと旦那のほうも第18話「酔いどれ川」に出てます。

原作:子母沢寛
脚本:犬塚稔、中村努
監督:田中徳三
音楽:村井邦彦
制作:勝プロ/フジテレビ


座頭市勝新太郎
おその:音無美紀子
為吉:伊丹十三
錦屋の甲蔵:北村英三
馬田の信次:原口剛
久兵衛;高並功
惣吉:沖田駿一
安之助:小池雄介
半太:松尾勝人
ほか

映画監督として名声を博した伊丹十三が俳優だったことを知らない…と、NHK番宣の司会をしながら、宮本信子の前で平然と抜かしたのは青木さやかだったが、思わずあまりに無知ぶりに絶句してしまった。伊丹十三といえばやはりまずは俳優として顔を売った人だと思うので。役者としても個性的で、数々の名演を残しているが、本作などは絶品なのでは。最終的にはカツシンと美意識が異なるところがあった人と思うが、歴代のゲストでも強烈な印象を残す。特にすねきった顔、恐怖に打ち震える顔などに注目。役者も余技では全くなかったのだ。