座頭市

『座頭市物語』第10話「やぐら太鼓が風に哭いた」

原作:子母沢寛 脚本:直居欽哉 監督:田中徳三 音楽:富田勲 制作:勝プロ/フジテレビ 座頭市:勝新太郎 天狗岩大八:中村光輝 原市の仁兵衛:神山繁 お千代:奈良富士子 赤岩の松五郎:中谷一郎 子分 政吉:山本清 子分 丑松:小美野欣二 弁天のお辰:弓…

『座頭市物語』第9話「二人座頭市」

原作:子母沢寛 脚本:高橋二三 監督:勝新太郎 音楽:富田勲 制作:勝プロ/フジテレビ 座頭市:勝新太郎 市松:植木等 おけい:浜木綿子 天神下の升五郎:遠藤大津朗 代貸武平:国一太郎 女中:高木峯子 自首女:朝永桐子 ほか 長年いがみ合う川端一家と天…

『座頭市物語』第8話「忘れじの花」

原作:子母沢寛 脚本:奥村利夫、東條正年 監督:勝新太郎 音楽:富田勲 制作:勝プロ/フジテレビ座頭市:勝新太郎 お菊:十朱幸代 佐吉:山城新伍 松蔵:高木均 伊助:千波丈太郎 おしん:武智豊子 辰蔵:鈴木康弘 猪吉:伊吹新吾 ほか

『座頭市物語』第7話「市に鳥がとまった」

きょうらい登場。 原作:子母沢寛 脚本:池田一朗 監督:田中徳三 音楽:富田勲 制作:勝プロ/フジテレビ 座頭市:勝新太郎 三沢半平:石原裕次郎 伍助:酒井修 角政:山本麟一 島田甚左衛門:名和宏 田中市之進:城所英夫 お松:小林加奈枝 お加代:志乃原…

『座頭市物語』第6話「どしゃぶり」

成田三樹夫がマカロニウエスタンの悪党ガンマン風に登場。 原作:子母沢寛 脚本:星川清司 監督:田中徳三 音楽:富田勲 制作:勝プロ/フジテレビ 座頭市:勝新太郎 おせい:朝丘雪路 空っ風:成田三樹夫 又蔵:長谷川明男 お光:平田澄子 梵天の安五郎:藤…

『座頭市物語』第5話「情知らずが情に泣いた」

力作傑作が続く『座頭市物語』3話以降。 原作:子母沢寛 脚本:池田一朗 監督:安田公義 音楽:富田勲 制作:勝プロ/フジテレビ 座頭市:勝新太郎 村上弦之進:黒沢年男 志乃:市毛良枝 馬方甚九郎:常田富士男 三太:岡本健 お吉:荒牧啓子 宍戸の富五郎…

『座頭市物語』第4話「縛られ観音ゆきずり旅」

個人的にはTVシリーズ屈指の傑作。 原作:子母沢寛 脚本:浅井昭三郎 監督:三隅研次 音楽:富田勲 制作:勝プロ/フジテレビ座頭市:勝新太郎 お駒:太地喜和子 どんでん半次:和田浩治 堂守の喜助:藤原釜足 あや:植条左洋子 下倉仙十郎:峰岸隆之介 橋部…

『座頭市物語』第3話「祥月命日いのちの鐘」

テレビ版座頭市では最初となるカツシン演出作。 原作:子母沢寛 脚本:高橋二三 監督:勝新太郎 音楽:富田勲 制作:勝プロ/フジテレビ座頭市:勝新太郎 青竹の紋次:北大路欣也 千代:今出川西紀 新吉:青山良彦 おまさ:外崎恵美子 中森の源八:江幡高志 …

『座頭市物語』第2話「子守唄に咲いた女郎花」

ゲストは玉緒さんと坂上忍ほか。 座頭市:勝新太郎 おしの:中村玉緒 伊之助:江原真二郎 鬼辰:小松方正 太郎吉:坂上忍 代貸し政吉:今井健二 乾分 岩松:畠山麦 乾分 権次:暁新太郎 乾分 寅吉:北野拓也 お松:小柳圭子 弥平:南部彰三 忠七:小鹿番 農…

『座頭市物語』第1話「のるかそるかの正念場」

本日から時代劇専門チャンネルで全100話放映! 下記データはあくまでも参考までに...。

勝新太郎の命日。

3年前のつぶやきから。まとまってないが、コピペしてメモ。

『新・座頭市I』第21話「契り髪」

勝新太郎の命日。命日にふさわしい、テレビシリーズのカツシン演出回でも五指に入れていい出来映えの1作。由美かおるのベストなのでは、と勝手に思ったり。痛切な挿話だが、こういうのがあってこそ座頭市かな、と。

『新・座頭市 I』第15話「仕込杖が怒りに燃えた」

カツシン演出作絶頂週間。傑作が続く。若き日の真野響子のはかなげな美しさがどうにも悲痛で涙をさそう。座頭市に愛されるヒロインでも最も気持ちを込めて撮られているのではないか…とまで思えるほど。世評名高い浅丘ルリ子「心中あいや節」や原田美枝子「冬…

『新・座頭市』第14話「雪の別れ路」

吉永小百合は女優としてどうも毅然としすぎてて、いまいち感情移入しづらいというか、個人的に全く惚れ惚れした瞬間がない人なんだけど、本作だけは違った。カツシン十八番の手取り足取り口伝え演出が絶妙にハマったんだろうが、カツシン以外に吉永小百合に…

『新・座頭市 I』第13話「母の涙に市が走った」

カツシンが万感の思いをこめて演じたとおぼしき、意外や少ない母もの。北林谷栄に深々と頭を下げる姿、情感がこもっていて胸をつく。座頭市がひとりも斬り殺さないレアなエピソードでもある。まぁ、悪党どもの末路を考えるといっそスッパリ斬ってあげたほう…

『新・座頭市 I』第12話「金が身を食う地獄坂」

キターーー!!! 緒形拳! 座頭市シリーズを語るうえで欠かせないエピソードでは。緒形扮する鬼畜外道の検校の熱演ぶり、一度見たら忘れられないレベル。声色の変え方、ふとした折りに見せる盲人がゆえの危なっかしさ等々、座頭市とは両極の圧倒的な存在感…

『新・座頭市 I』第11話「風に別れた二つ道」

ほとんど『傷だらけの天使』みたいなノリの青春ドラマ。勢いだけでヤクザになってイキがる若僧を凄んでたしなめる市。毎度おなじみのシチュエーションだが、工藤栄一監督なのでビシッとキマる。カツシンが自作自演を貫こうとしすぎなければ、工藤監督とのコ…

『新・座頭市 I』第10話「娘が泣く木枯し街道」

先日他界した新藤兼人脚本作。思いがけず追悼放映という趣きも。ヒロインが地味ぃ〜な女優・今出川西紀なのでどうしても地味ぃ〜な印象が強いが、カツシンの殺陣は気合が入っていたりとなかなか見もの。悪党が織本順吉さんなのも何気にナイス。

『新・座頭市 I』第9話「見えない涙に虹を見た」

映画監督として名声を博した伊丹十三が俳優だったことを知らない…と、NHK番宣の司会をしながら、宮本信子の前で平然と抜かしたのは青木さやかだったが、思わずあまりに無知ぶりに絶句してしまった。伊丹十三といえばやはりまずは俳優として顔を売った人だと…

『新・座頭市 I』第8話「雨の女郎花」

ヨメにいびられるイメージがつく前の峰竜太が女郎のシビル・シェパード…じゃない、『こちらブルームーン探偵社』で声をアテてただけの浅茅陽子に惚れられるという、今から見ると説得力を感じない設定wしつこいチンピラの長谷川明男、粘着質な感じで不気味な…

『新・座頭市 I』第7話「わらべ唄が聞える」

さぁて、このへんからカツシン唯我独尊ワールドが全開ですよ(笑)覚悟してかかりましょう。HPにアップされたあらすじからしてムチャクチャだが、本編の不可解さは輪をかけてすごい。ワケわからないというほどではなく、しっかり筋は読めるんだが、合間の演…

『新・座頭市 I』第6話「師の影に泣いた」

映画秘宝系ファンwにはセリフが入れずに現場入りしてただの、おどけたイメージで語られる丹波哲郎だが、本編のようにシリアスに挑まれると重量感たるや凄い。殺陣の切れ味も鋭く、座頭市の師匠という役も納得のゆるみのない演技。ガチ。物語は田中徳三監督に…

『新・座頭市 I』第5話「牢破りいそぎ旅」

悪代官殺しで追われる市が蝮のような岡っ引きに捕らえられて、さんざんいたぶられた挙げ句、牢破り。最後はキッチリ落とし前をつけるのだが、そのつけ方が何とも趣向を凝らしてて、ちとブラックだが可笑しい。市は親切を受けた職人の織田あきら、彼が惚れ抜…

『新・座頭市 I』第4話「月の出の用心棒」

きょうらい・石原裕次郎と再競演。コミカルでハートフルな「市に鳥が止まった」と異なり、シリアスな展開。二大スターの対面場面ではカツシンの裕次郎に対する気遣いのようなものも垣間見える。存在感だけあればよかった、とカツシンは評するが、それ以上の…

『新・座頭市 I』第3話「潮来の別れ花」

十朱幸代、二度目の登場。またも女郎役。津川雅彦の色悪ぶりが見もの…と書きたいが、なんだかしみったれてて、おまけに神経質な怖がりっぽく、どうにもうざったい(汗)斬られそうになると小便もらしたりしてw必死こいて自分なりに悪党演技を追求してた頃な…

『新・座頭市 I』第2話「父恋い子守唄」

例によって豪華ゲストが揃うが、どうやらカツシン、自己流で彼らの見せ場をつくろうとしすぎたんじゃないか、キャラ設定やストーリー展開が込み入ってわかりにくくなってる観も。自身の演出なので余計に気合が入ったんだろうが、徐々にこうしたカツシンイズ…

『新・座頭市 I』第1話「情けの忘れ雛」

座頭市シリーズで最凶の悪親分といえば、藤岡重慶。ただひたすらに下品で狡猾で凶悪で、とにかくワルい(汗)1回くらいはイイ役が回ってきてもよさそうなものだったのに、結局、出てくるたびにワルいままだった。毎回、惨死するんだけど、本作が一番酷い死…

『座頭市物語』第26話「ひとり旅」(最終回)

時代劇史に残る名シリーズだった『座頭市物語』。最終回ゲストは義父・中村鴈治郎、竹脇無我、由美かおる、中尾彬。故郷も安住の地とならぬ宿命(さだめ)を背負う凶状持ちの悲哀が痛切に。座頭市シリーズでは三隅研次とのコンビはこれが最後になってしまっ…

『座頭市物語』第25話「渡世人」

新克利&近藤正臣の兄弟分VS渡辺文雄&今井健二の悪親分、ヒロインは真木よう子ではなく真木洋子という豪華布陣。演出は黒田義之と鉄壁。座頭市の助太刀ぶりにも拍手。

『座頭市物語』第24話「信濃路に春は近い」

前回の雪一面から一転、春景色がいっぱい。それでも心あたたまる…というより、市からお説教もたんまりのほろ苦い味わいだが、心遣いのようなものは伝わってくる好編ではあるかなと。カツシン、サービス精神の権化であると同時に、意外と説教魔でもあったのか…