『座頭市物語』第1話「のるかそるかの正念場」

本日から時代劇専門チャンネルで全100話放映! 下記データはあくまでも参考までに...。
おそらくテレビ局側に提出されたものと、放映版はストーリーが違ったりするんだよねぇ。

座頭市勝新太郎
お新:土田早苗
辰蔵:中村翫右衛門
弥三郎:津川雅彦
権太:園田裕久
倉造:中井啓輔
勘助:上田忠好
留:根岸一正
千太:寺田誠
彦太郎:堺左千夫
飯屋主人:寺島雄作
ほか
原作:子母沢寛
脚本:高岩肇
監督:森一生
音楽:富田勲
制作:勝プロ/フジテレビ

 足尾へ通じる峠道で、座頭市勝新太郎)は、ひとり旅の初老の男・辰蔵(中村翫右衛門)と道連れになった。「何、世捨人同様の身の上さ」と言っているが、市には、辰蔵がただの世捨人にしては隙がなさすぎるように思えた。市の勘は正しかった。辰蔵は、以前は、“投げドスの辰”の異名で恐れられた。一匹狼の渡世人。捨てた故郷の足尾に、25年ぶりに帰る道すがらであった。
 俗に“足尾千軒”とも呼ばれ、銅山でにぎわう足尾。鉱山に働く人夫の口入れは山源一家が仕切り、評判がよかった。ところが、親分の源兵衛が死んでからというもの、あとを継いだ娘のお新(土田早苗)ではいくら気丈でも荷が重く、多勢いた子分も一人減り二人減り、今では、あまり頼りにならない権太(園田裕久)がたったの一人だけになってしまった。それをよいことに、新興の弥三郎(津川雅彦)一家がしたい放題。あげくは、口入れ稼業の看板を降ろせと、日夜お新に迫る始末。冷酷な美男の弥三郎がすごむと殺気が漂う。お新は、昔源兵衛とは兄弟分だった辰蔵に、窮状を訴えた…。
 「危ない思いはまっぴら」とばかりに、暗に加勢を期待する辰蔵たちに、一時は、非情にも傍観者の立場を取ろうとする市であったが、実は、これは弥三郎一家を安心させるために市が仕組んだこと。辰蔵らが斬り込む寸前に市は、“山源”の戸を叩いた。「市っつあんやっぱり来てくれたんだね」と辰蔵は、喜色をうかべて言う。市は、お新と辰蔵と共に弥三郎一家に斬り込む…。

*注:このデータは数年前、BSフジで放映時にアップされていたものです。場合によっては削除予定ですので、あくまでもご参考までに。