日本VSカメルーン戦

倉敷保雄調に言えば、「エンパテ・ア・セロ」でした。おいおい!
「緊張感が伝わってきて好ゲームだった」などと実況・解説陣はほざいていたが、御冗談でしょ。こういうのはリクツじゃないんです。ホームなんだから勝たなきゃならねぇ、それ以外の結果なら叩かれて当然。
先日のチュニジアルーマニア遠征戦でなんとなく見えかけた攻撃の形みたいなのが、ふっと消えてしまっていたような気がしたんだが。気分が散漫なように見えたのは、気持ちがクラブのほうに行ってしまっている面があるから仕方ないかもしれないが、枠内シュートがたぶん3発ほどってのは一体どうなのよ? ナンでもいいからシュート打てっつーの! 欧州強豪のオランダでさえ、スペインでさえ、打ちに打ちまくっても入らない時は入らないんだから、彼らの十分の一も決定力がない日本代表なんぞは、せめて彼らの倍はとにかく打ちまくらないとしょうがねぇんじゃねーか? ポストプレイだか何だか知らないが、攻め上がる時にいちいち足元でタマ止めて、えっちらおっちらパスしたりするヒマあるなら、タマ取られてもいいから前を向けっつーの! 高原、てめえのコトだ! とにかく、相手ゴール前でのプレイがまだまだ少なすぎるよ。
カメルーンはたしかにアフリカ勢の中でも目下最強、守備も堅いけど、今日ははっきりいってさして本気モードとは思えなかった。物見遊山気分でしょ、アレは。凄かったのはジェレミの角度ないトコからのフリーキックくらいだったよ。
ああ、もうひとつ。トルシエ時代もたまにあったけど、フリーキックの時にあんまし小細工すんな。ちゃちなトリックプレイなんて、いくらやってもひっかかるわけねぇっての。全体に、細かいところでは創意工夫も努力も見られるけど、それが別段勝利につながっていないような気がするんだよな。ちょこまかしたコト、やってんじゃないよって。
※21日追記。湯浅健二さんがレポートをアップしてました。
http://www.yuasakenji-soccer.com/yuasa/html/topic.folder/03_japan_kameloon.html
プロの目からすれば、着実に「進展」している面はあったようだが、はたして? 単純に、やっぱ現地でピッチ全体を見通せるようにならないとダメなんだろうなぁ。

今夜はオランダVSスコットランド戦。嗚呼、なぜにこんな苦痛を感じながらサッカーを見ないといけないの? でも、見るんだよ!!