ポルトガルVSオランダ

「大体、おやじがだらしのうて敵味方の筋がガタガタじゃけん、こっちも安全保証つけとかにゃアなるまアが!」
from菅原文太仁義なき戦い 代理戦争』

親はなくとも子は育つ、カントクがダメでもサッカーはできる。今回のオランダの予想を上回る快(怪!?)進撃は実はそういうコトだったのかも。指揮官に頼れなきゃあ、てめえらの才覚で何とかしのぐしかない。チーム一丸とまではいかないまでも、目指すゴールはただひとつ、勝利目指して全員突撃! てな具合に、エース、ファン・ニステルローイを旗頭にとにかくガンガン仕掛けていく、という戦闘スタイルくらいはできていたような。まぁ、それでもやはりスウェーデン戦の死闘が尾を引いていたのか、全体に動きが重かったような。
プレイの質ではポルトガルと極端な差はない、どころかボールさばきやパスワークだけなら世界最強なオレンジイレブン、しかれども、ゲームの流れを支配する「勢い」に差があった。ともすればつっかける感じになるオランダの攻め上がりを、「柔」なる形で何とか受け流すポルトガル。後押しはホームの観客の大声援、集中力とモチベーションは切れることもなかったのだろう。
正直、だる〜い頭で各所うとうとしながらの観戦なので、テキトーな感想しか書けないんだが、今回はオランダ、よくやったと云ってやってよろしかろう。今回はポルトガルに歩があったということで。終了後、マンUでチームメイト同士のファン・ニステルローイが、満面にニコニコ笑み浮かべたクリスティアーノホナウドくん(19歳)の頭ナデナデ、健闘を讃えているのが印象に残った。
あ、今回残念だったのは、パト公もといクライフェルト岩鬼の悪球打ちが拝めなかったコト。どフリーで空振りするクセに、アクロバティックシュートなら「絶好球じゃいッ!」とひょいひょいキメるあの勇姿、たまりません。
結局1回もピッチに立てず、ベンチでヤジ将軍と化してたけど、珍しくニコニコしまくってて、映像でも何度も抜かれてた。植木等とまではいかないまでも、C調つうかおだてておけば御機嫌なヤツなのかもしれません。実はいいヤツらしい、って噂も聞きました。
しかし、バルサはついにかのラーションを獲得、決定力不足にピリオドを打ちそうだし、完全にパト公の居場所はなくなりましたね。しかしだな、安心しろよ、オレだけはてめえがドコに行こうが見守っているぜ、応援してやるぜ、これからもよ! 
ビバ、はっぱぁ!