筒井康隆

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ガキどもは夏休みか。<新潮文庫の百冊>のツツイでも読んで、ネットなんざやらずに早寝しな!<嫌味オヤジ
ところで、この奇々怪々フレーズ、収録作は「関節話法」でしたっけ? 思い出せンわ。
何を隠そう、このヒトもオレの原体験系熱烈愛好作家。文体も各所、なんとなく、真似しちゃってるかも。
実は「文学部只野教授」前後から全然読まなくなったんだけど、全集は中学校の時、意味わかんないままにすべて読んだ。もしかしたら、いま読み返したほうが楽しめるかもしんねぇな。
マジな話、筒井康隆を読むコトなかったら、人生違ってたかもしれない。それくらい、でかい衝撃とはかりしれない影響を受けた。ま、中学生の頃の話だけどね。
いずれにせよ、オレはこのヒトの本分はやはりナンセンス小説にあり、と思う。文学になんて挑戦して欲しくなかった、正直。ストーリテリングと描写力だけで勝負しても…ねぇ。どうにも違和感があったんだよな。
このヒト、大体からして書く小説どれも形態として全般にやや「才気」だけが突き抜けすぎてるトコがあるような。構築だの計算だのしすぎ、とかじゃなく、読者の想像力を刺激する以前にイメージ喚起力が鮮明すぎて、奥行きや余韻に欠けるとでも云おうか。しょせん、「ブンガク」が似合うヒトじゃない、と思うんだが、どうよ? オレが考える「ブンガク」って、作家本人のキャラを知る以前に文章から良くも悪くも「青臭さ」なり「カビ臭さ」なり、何らかの「臭気」がまず漂ってるモンなんで。ガキすぎても書けないけど、オトナすぎても書けない、取り扱いが面倒な代物が「ブンガク」じゃないかとか。
今朝は寝ずに書いてるので、いつにも増してテキトーなコト書いてますが、いずれにせよ、ボンクラなオレは今後も文学には縁なき衆生として生きるようです、ハイ。ミステリと時代小説の一部とノンフィクション+雑学ものが読めればいいや、もぅ<ただの親爺趣味?