人生、温故知新。

薄く積もった雪もあらかた溶けた昼下がり、新宿に出て、ディスクユニオンタワーレコードへ。今日は以下をゲット。
・PFM「Live in USA」(1000円)
・オリジナル・サウンドトラック「リアリティ・バイツ」(300円)
・フェアポート・コンヴェンション「アンハーフブリッキング+2」「リージ・アンド・リーフ+2」「フル・ハウス+5」(各2,141円)

PFMというとオレはずっとこの「Live in USA」一本槍。MDで音源自体は持っているが、どうしてもCDで欲しくなったので。ホントは5枚組(だったか?)「アブソルートルリー・ライヴ 1971-1978」が欲しいんだが、あれは正直、ボリュームがありすぎるかも。音が記憶にあるよりもモコモコしていて、オレのミニコンポなぞでは細かい部分が聴こえにくいのが難だが、まぁよし。
そこいくと、フェアポート・コンヴェンションの傑作3枚はリマスターだし音は良好。改めて聴き直すだに、その整合感あふれる演奏と滋味あふれる曲調に感心しきり。近年のリチャード・トンプソンの円熟しきったギタープレイを聴き慣れている人間にとっては、彼のギターに関してはこの頃よりもソロになって以降が好みだが、それでも、名盤と名高い「フル・ハウス」の質実剛健つうかゴリゴリした音には圧倒された。テキトーに情報を集めて聴いていたせいで、マニアの間では最高傑作と評判の本作は、実は買うのも聴くのも初めて。ライヴ盤「ハウス・フル」は持っているんだが、スタジオ盤もまた音の密度が濃い感じで素晴らしい。
ちなみに、ライナーノーツは「アンハーフブリッキング+2」だけ大鷹俊一、あとの2枚は和久井光司。「ストレンジ・デイズ」監修なので編者の意向なんだろうが、大鷹俊一先生、やっぱこのジャンルはそれほどコアな聴き手の方ではないハズなんで、読ませてもらってて苦しいような気も。サイケデリックの影響について強調したりするのは、いかにも氏らしい言及で悪くないけど。和久井さんのレビューはデータがそつなくまとめられているって具合で、意外やコアな中身じゃないが、まぁ、ライナーノーツは基本的におさえるべきトコがおさえられてればイイわけなんでOKってコトで。
最近は運がいいせいか、新品中古問わず、ライナー読んでてむかつくモノに出くわしてないが、たまに何のデータも情報もおさえず、テキトーな感想文垂れ流しのモノもあってむかついたモンだ。ストーンズの「ブリッジ・トゥ・バビロン」の前後作だったか、飽きもせずどのアルバムにも三代目魚武*1(!)の愚劣な駄詩がくっついてて、嫌がらせとしか思えなかったからなぁ(笑)
なお、「リアリティ・バイツ」のサントラは、単にザ・ナック「マイ・シャローナ」が聴きたかっただけでゲット。ノニーことウィノナ・ライダーもこの頃はまだ可愛かった……。

*1:大塚寧々はなぜにあんなヤローに好き好んでハメられたんだ? ったく。離婚したからいいけどよ。