今日の漁り。

その後、ディスクユニオンに寄る。
マイケル・ナイマン「Talking a Line For a Second Walk」(300円)
●ザ・ヘッズ「ノー・トーキング・ジャスト・ヘッド」(400円)
ウィム・メルテン「ア・マン・オブ・ノー・フォーチュン」(300円)

あ、ユニオンの新しくできた新宿中古センター、今日は個人的に確保したブツはなかったけど、今後は毎回覗きに行くことになりそう。
その後、タワレコにも寄る。
10階でミュージックマガジン」3月号、「ミュージックマガジン増刊 英国ロックの深い森1976-1990」「シンガー・ソングライターを買ってから9、8階を回る。
ジャコ・パストリアス「Word of Mouth」(リマスター、1,680円)
●ポリス「ゼニヤッタ・モンダッタ」(リマスター、3,360円→ポイント1000円引き)

家に帰って早速チェックなぞ。「ゼニヤッタ・モンダッタ」、実はポリスのなかで一番好きなアルバム。ラストを飾るスチュアート・コープランド作曲のインスト「The Other Way of Stopping」ってのを偏愛してまして。ライヴになるとやたらハシリ気味になるスチュアートの手数多いドラミング、最高です。ヤツもオレの好きなドラマーの十指に入ります*1。音質は言うまでもなくサイコーです。アンディ・サマーズのジャキジャキしたギターが要所要所を埋めてるのがわかって、いろいろと再発見。スティングのベースもブンブンうなりまくり。なお、解説は大鷹俊一*2先生。なぜか訳詞がついてないのが唯一残念。いちおう直輸入盤だから? 値段は輸入も解説付きもさして変わらないんですけどね。
ジャコ・パスも文句なしの名盤なわけですが、コレはパーソネル等、確認したいことがあるんで、またいずれ。
ザ・ヘッズ「ノー・トーキング・ジャスト・ヘッド」は思ったより楽しめたが、やっぱ物足りなさも。一言で評してしまうと、やっぱデイヴィッド・バーンがいないトーキング・ヘッズには「核」がない、「頭」がなくなって「身体」だけになった気配が。演奏はやけにキャッチーつうか意外やノリいい曲調で聴きやすいし、いかにもあのトーキング・ヘッズサウンドなんだけど、いかんせん、コアじゃないんだな。まさに脳味噌カラッポ風に「おしゃべり」だけかましてる感じもあって。こんなのなら、バンド名は「トーキング」、アルバム題名は「ノー・ヘッド・ジャスト・トーキング」にすべきじゃないかって。
いや、アルバムそれ自体はデビー・ハリー、リチャード・ヘル、アンディ・パートリッジ(!)、マイケル・ハッチェンスとゲストボーカルは豪華でユニークだし、聴いてて楽しいから内容が悪いってわけじゃないんです。あくまでもトーキング・ヘッズのアルバムと比較すると、やっぱどうもね、ってコトでね。マイケル・ハッチェンスが参加してるからってワケではなかろうが、なんだかイン・エクセス風のダンスミュージックっぽくもあるんだもん、ちょっとは違和感ありますよ、こりゃ。


あとは毎週月曜日22時からのお約束、『ER/緊急救命室』第9シーズンをチェックなど。9年間シリーズの「顔」だったマーク・グリーン(アンソニー・エドワーズ)がついにF.O.、佳境に入ってきた。いや、昨夏あたりに一度見てるんだけどさ、再放送で見直しても、見直すたびに感心できるんだな、コレが。まさに偏愛の為せる業、かもしれんけど。

*1:日によって若干変動するが、個人的ベスト10はボンゾ、キース・ムーン、ヤキ・リーベツァイト、フィル・コリンズ、スチュアート・コープランド、ビル・ブルフォード、デイヴ・マタックス、スティーヴ・ジャンセン、コージー・パウエル高橋幸宏。てめぇ、単にバカテクで手数多けりゃいいのかよッて? そうです。逆に嫌いなドラマーはアラン・ホワイト、カール・パーマー。このふたりもバカテクだし音数も凄いと思うけど、なんつうか個性が希薄つうか、「味わい」に欠ける気がするのですよ。しょせんトーシロの感想なんで、ファンの方はお目こぼしを。

*2:「おおたか・しゅんいち」じゃなくて、正しくは「としかず」らしい。いつも「この感動、いまだ興奮さめやらぬ!」って具合に、肩に力が入りまくった文体が微笑ましいお方。オレはけっこう好きなんだけど、コアなプログレファンにはややウケが悪いみたい。さもありなん、だが。たまに小野島大先生も喧嘩売ってたりするしな。音楽ライター界もいろいろあるようだねぇ。