カンヌ授賞式結果なぞ。

カンヌ映画祭閉会式終了。受賞結果は以下などで。オレの予想はマギー・チャンだけしか当たりませんですた。むぅ。
http://www.asahi.com/culture/update/0523/001.html

パルム・ドールマイケル・ムーア華氏911』(アメリカ)
グランプリ:『OLD BOY』パク・チャヌク(韓国)
主演男優賞: 柳楽優弥『誰も知らない』(日本、是枝裕和監督)
主演女優賞 :マギー・チャン『CLEAN』(オリヴィエ・アサイヤス、フランス)
監督賞:トニー・ガトリフ『イグザイル』
脚本賞:アニエス・ジャウィ&ジャン=ピエール・バクリ『LOOK AT ME』(フランス、アニエス・ジャウィ監督)
審査員賞:イルマ・P・ホール『レディ・キラーズ』(アメリカ、監督:コーエン兄弟
アピチャッポン・ウィーラセタクン『TROPICAL MALADY』(タイ)
芸術貢献賞:?
国際批評家連盟賞:『華氏911
カメラ・ドール:ケレン・イェダヤ『Or』

『誰も知らない』主演男優賞受賞! 日本人初にして映画祭史上最年少受賞とか。快挙だね、すごいね。こりゃ、ニュースだわ。
<『誰も知らない』公式サイト>http://www.daremoshiranai.com/
映画そのものについては、いずれキッチリ語らせて頂きたいんですが、カンヌの審査員&観客ならずとも、劇中の柳楽君扮する主人公のお兄ちゃんには、心ある人ならば感情移入せざるを得ない存在感がある、とだけは(個人的感想ながら)申し上げたいと存じます。まぁ、チラシ等でも全面フィーチャーされたポートレートを見てもらえば、彼の魅力はわかって頂けるんじゃないかと。
先月、披露試写会場で上映終了後、是枝監督に会いに来ていた田中麗奈チャンのピンヒール姿に目を奪われたりしながらも、件の柳楽優弥君本人が来ていたのもしっかり発見。いい面構え、つうか、いい目つきをしている中学生男子でしたな。一緒にいた次男役の木村飛影君は本編を見てもらえばわかるように、いかにも腕白坊主という雰囲気で、こちらも愛嬌がメチャあってよかったんだが。



ところで、カンヌ映画祭だが、授賞式自体はかなり素っ気ない、つうか淡々と進んで、最後くらいしか特に感動的な場面も個人的にはなかった。驚いたのはキャスリン・ターナーの変貌ぶり。文字どおり、化け物! モニターの前で悲鳴あげそうになったほど。あんた、次回作は特殊メイクなしでモンスター映画の主演張れるよ、マジ。白いドレスの女とか名作だったのになぁ……時変われば人も変わる、これ世の真理なり、嗚呼。
格好だけ一人前な糞宰相・小泉の腰抜け外交ぶりだの、イヤになるニュースばかりだった一日、未明になってようやく一息つける話題があってなによりでした。


↑追記(コメント欄も参照のこと)Tadd様の御指摘によれば、キャスリン・ターナーがかつてなく太り、容貌が変化したのは、「重い病気になった際の薬の副作用」とのことです。不勉強・不心得ゆえ、ファンおよび識者の方に御不快の念を与えるような愚文を書いてしまいましたことをここにおわびいたします。
恥を知るべきはブッシュ以前に、おのれなり。いくら<自分の庭>たるブログだからといって、他人様の心情をかえりみない発言はトーゼン謹むべきと、今さらながらな後悔しきり。明日からはもうちょっと「真人間」モードで出直す所存です、ハイ。