いかりや長介@ザ・ドリフターズ

……もう、あの声を聞くことはできないんだなぁ。しみじみ。
小学校低学年頃まで、オレはとにかくやたらおだちまくる(=ふざけまくる)アホガキだった。オカンからは志村けんに弟子入りしろ、なんて真顔で言われたモンだ。その志村けんはチョーさんの付き人出身ってんだから、人に歴史ありというか、なんつうか。
小学校3年生の頃、オカンから『8時だよ! 全員集合』禁止令発令。理由は「食べ物を粗末にするから」というPTA然たるわかりやすいモノ。で、代わりに見せられたのが『七人の刑事』*1だったり、NHKの『ドラマ人間模様』だったり。当時のNHKのドラマはまだワダベンも現役バリバリ、『ザ・商社』はじめ、キッツ〜いオトナのドラマをオカンと一緒に見る羽目になったのである(ウチはオトンにチャンネル権は一切なかった)。今思うと、なんやねん、オカン、自分が見たいの見てただけやんけ! 
オレ自身、幼稚園の頃からNHK大河ドラマを毎週見ていたし、時代劇にもハマりつつあった頃なんで、意外やすんなり、ドリフから遠ざかってしまったのだが、いま思えば惜しいことをしたモンだ。バラエティ自体を見なくなったので、『オレたちひょうきん族』も一番過激な時代をかなり見逃しているし。TVの思い出話をたらたら書きはじめるとキリないので、このへんでやめる。
「だめだこりゃ!」

*1:いちばん強烈に覚えているのは、息子の家庭内暴力に悩んだ中年夫婦が彼を絞殺して、青木ヶ原樹海に夫婦そろって自殺に赴くが失敗。ラストは、旦那は四国へお遍路に、奥さんは再び樹海に旅立つという、トラウマもののシーンで終わるというヤツ。旦那は千秋実だったような気もするが、よぅわからん。あと、リーマンが車内喧嘩して、傘で相手のメガネのおっさんを刺し殺し、ぶっ倒れたおっさんの腹をぽんぽん、と叩いて去って行くとか、正直、ロクなモンがなかった。それでも、芦田伸介の重みあるオヤジさんぶりは子供心に印象的だった。見直したいドラマの1本。