オランダVSスコットランド戦&ノルウェーVSスペイン:ユーロ2004予選プレーオフ

見る前はハラハラしてたが、新鋭スナイデルの一発で形勢は一挙に押せ押せムード、終わってみればただの弱い者いじめであったことよ。
選手交代の意図不明さにも呆れまくり。楽勝ムードだっつうに、なぜにフランク・デ・ブールセードルフ、パト公だの、今さらな選手を出すのよ? ベンチにはマカーイファン・ホーイドンクだの、垂涎モノのタレントがごっつぅ揃っとろうが?   
こんなムラのあるゲームを続けているチームが大会で好成績なぞおさめられるわけはなし。そりゃ、ポルトガル行きは嬉しいし、随所でいちいち感嘆しちゃうようなテクニックを見せつけられてワクワクもしたけどさ、なんつうか、もっと本物の「強さ」を見せて欲しい、とも思うわけですよ。欲張りかもしれんけど、なんつってもタレントの顔触れだけなら欧州一なんだからなぁ、それなりの試合内容を見せてくれんといかんぜよ、のぅ。


で、続けてノルウェーVSスペインも観戦。途中経過でなんとトルコがホームでラトビアに敗北したコトを知り愕然。韓日W杯第3位がフロックだったとは思わないが、オランダ以上にムラがありすぎるチームだし、かつホームでは異常な熱気のサポーターが逆にプレッシャーになって、実力が出せないという事情もあるらしい。今大会の本名馬のひとつと予想していただけに残念。
で、ノルウェーVSスペイン戦なわけだが……こっちも終わってみればオランダほど弱い者いじめとまではいかずとも、タレントの違いまざまざ。ラウールのいかにもヤツらしいファインゴール一撃でキマリ。ノルウェーはメスタージャでのアウェイ戦で燃え尽きてしまったみたい。
かくてユーロ2004の16チームは出そろったわけだが、トルコ・ウェールズアイルランドと個人的に見たかったチームがあっけなく敗北。トルコはもちろんだが、ウェールズも惜しい。ギグスの雄姿をマンU以外でも拝んでみたかったっす。
で、代わりに出てきたのがラトビア・スイス・ブルガリアギリシャなんていまいちなじみのない国々。新味があってオモロくもあるんだが、プレイヤーもナニも知らないチームって、どうにも「面白がり方」以前に「見方」がわからないんだよね。なんとなくつまんないゲームをしそうな気配もあるし。なにはともあれ、来年6月は一体どうなることやら、今から期待だけは高まっております。