マンチェスター・ユナイテッドVSアーセナル

以下、ネタバレ。
宮本武蔵佐々木小次郎の勝負のような、、、とまで言わないが、剣道にたとえれば、達人同士でも刀術の華麗さで撃ちまくり、面胴篭手とポイントとりまくる天才青年剣士が、一瞬の隙に乗じられて老練な剣士に突き1本で決められた、、、みたいな、そんな感じ。
ずっと言われてることだが、華麗なパスワークでボールは終始キープしながらも、ゲームまでは支配できなかったという。アーセナルの悪いクセ、全然治らない。ユナイテッドもチャンピオンズリーグセミファイナル進出を決めてちょい気がゆるんだのか、たびたびらしくない凡ミスでパスカットされたりして、充分に付け入る隙はあったと思うのだが、結果的には負けた。勝負師とメンターはやはり違うとでも言うべきか、ファーガソンとヴェンゲルの違いをまたも見せつけられたような、そんな思い。
ただ、さしものユナイテッドも、アーセナルのパスワークとサイドアタックにはさんざん振り回されていた。鉄壁の守備陣でも、あれだけ横にも縦にも揺すぶられると、さすがに崩れてしまうようで。要は最後の決定力の差なんだよなぁ。。。
アルムニアが怪我でもしたのか不調だかでレーマンが久々に登場。コレだけでかなり不安だったのだが、結果的にはベテランらしく、ルーニーの前にも平然と立ちふさがり、落ち着いたセーヴィングは見せていた。ハーグリーヴズのフリーキックで一歩も動けなかったのはどうかと思ったが。。。ま、喧嘩師みたいな男にはこういうビッグマッチは燃えるせいか意外とハマるのかも。
とりあえず、こうなればチェルシー嫌いとしては何としてもユナイテッドに優勝してもらいたい。勝つべくして勝ってるチームだし。