OKI「トンコリ」

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久々に新譜買った。まずは誰よりも応援したいヒトのアルバムを買う。コレ、鉄則。
ミュージック・マガジン」最新号に早速インタビューが出てたワケだが、口ヒゲを剃ったOKIさん、さすが元湘南育ちのサーファー、地でもあるイケメンあンちゃんに戻ったみたいでカッコいい。
OKIさんが弾くトンコリの演奏には、いわゆる土着音楽の継承みたくお題目がなく、自分の追求する音楽を創造するために使うべくして使っているといった具合の自然さがみずみずしくもある。樺太アイヌの楽器を演奏しているからといって、ワールドミュージックを評するときに使う「ルーツに根ざした」「地に足のついた」といった常套句がそぐわないトコが、イイのだ。都市で聴こうが、田舎で聴こうが、いつでもどこでもしっくりハマる音楽。頭でつくったアレンジだのでムードで誤魔化すようなコトはしない、できるかぎり、自分の身体の内から発するヴァイヴやソウルを、自然なままに外に出しているような音。つまびきひとつひとつに、そんな天然ならではの素材の旨味が満ちみちている気がする。
……ま、たぶんOKIさんはギターだろうがベースだろうが、ナニ弾かせても自分ならではの「音」をしっかり出してしまう方なんだろう。身ひとつで自分ならではの音を発するコトができるミュージシャンこそ、ホンモノだ。ホンモノだからこそ、オレを感動させてくれるンだろう。