地元高校の初舞台を見逃した。

オレの出身地・三重県からは、思いっきり地元の鈴鹿高校が甲子園初出場。ちょっと楽しみだったのだが、見逃してしまった。残念。
いまは進学校に変貌したらしいが、昔はとにかく“ガラ悪い”高校で、オレも電車通学中、からまれそうになったことあり。当時は蛇蝎のごとく嫌っていたが、いま思うとああいうリアル『ビーバップ・ハイスクール』ライフ、とにかく不良に憧れていたんだろうなぁ。内面は不良どころでないほどやさぐれきっていても、外見がともなわないんだよな、残念ながら。人生、万事が万事、ファッションと無縁、おのれを飾って生きるってコトができないってコトかもしれねぇなぁ。生まれ変わったらいっぺん不良かヤクザになりたいかも、マジ。


お盆だが、実家には帰省しない。ウチの両親は可笑しくて、ふたりとも長嶋三奈チャン*1熱闘甲子園の大ファンなのだが、オカンは台所、オトンはリビングで、廊下を隔てて別々にTVを見ている。で、たまに感心したりすると、独り言とも呼び掛けともつかぬ会話を廊下越しに交わすんである。同じ番組を見ているのに、なぜに一緒に見ない? と不思議で仕方ない。
リビングのTVはハイビジョン対応の巨大モニターなのに、オトン独占になってる。もったいない。まぁ、台所のオカン専用TVも30インチ以上あるんだけど(爆)
オリンピックも毎回欠かさず見ている。でも、ふたりは別々に見るんだろう。
オレがガキの頃、オカンは毎朝、オトンが車で出勤していくのを、洗い物の手を拭きふき、エプロン姿で見送っていて、子供心に感動的だったんだけどなぁ。思い出すと泣けてくるぜ。それが今じゃ、夫婦が同席するのは、オレや兄貴が帰省した時、食事の間だけとなった。それがどうにも気詰まりで、毎年、実家から足が遠のく次第。*2
もしオレが結婚して夫婦者になれたら、死ぬまでTVくらいは一緒に見たいとつくづく思う。はかない願いかもしれぬが、意地でも嫁さんにはそう頼みたいと思う。「アンタ、ほんまうっとーしぃーなァ! ほれ、あっち行き!」とか云われても、「ええや〜ん、TVくらい一緒に見せてぇなァ〜」と甘えたりして(<すでにメチャクチャ弱気)。
一番の親孝行は、何とか早く孫でも見せてやるコトなんだろうな。オカンは、「娘親じゃあるまいし、息子のヨメの子供なんて、仮にできても興味ない」などと冷淡に云い張り、毎月、姪(オカンの亡くなった姉=オレの叔母の娘)の子供姉妹の面倒を見に行ったりしていたが、はたして……。


*1:オレも三奈チャンの大ファン。でも、一茂は大嫌い。

*2:まぁ、状況がココまで悪化するには、かなり紆余曲折があったんだけどさ。身内のコトなんで書かないけど。