日本VSバーレーン

ジーコはやはり悪いトコで日本人気質に傾いている。ケガも体力消耗も、なんでも「気力」で押し切れると勘違いするようになったらしい。日本には「適材適所」「臨機応変」「過ぎたるは及ばざるがごとし」なんてイイ言葉もあるんだ。日本語勉強が難しいのはわかるけど、どうせなら覚えてね。
コンフェデレーションに続き、あいも変わらず無謀にも<不動のメンバー>で挑んだ今大会。今日のゲームも、2日前に120分PK戦までやったというに、マトモに動け、というほうがおかしい。幸いというべきか、敵さんも同様のPK戦後というコトで、動きは俊敏とは云い難い。それでも、ゴールエリアでは前試合までなかったカバーミス連発、最後の最後まで最終ラインはボロボロ。前半には、スタジアムの空気に呑まれたか買収されたか、審判が意味不明なジャッジで遠藤に一発レッド提示。泣きっ面に蜂。
もっとも、最近のジーコJAPAN、監督の無為無策/丸投げ方式のせいか、意外や「粘り」だけは出てきた。リードされても浮き足立つことなく、黙々と攻め続ける。決定力のなさには毎度ながらイラつかされるが、ある意味、トルシエ時代より根気よく攻めこむ姿には感じ入るものもあり。
選手たちには奮闘を称えるしかない。玉田の角度ないトコからの鋭いシュートとクロスゲームの末、終了直前に追いついた中澤の思いきりよすぎるダイビングヘッドには大拍手。
それでも、すでに全員、体力は限界値オーバー。バテバテの身体に鞭打ってゴール前に張りつく選手たち、見るも気の毒だった。ジーコよ、世界でも稀なひたむきさと集中力を持っている大和男児とはいえ、いつまでも「根性」で守りきれると思ったら大間違いだぜ。
勝ったことは勝った。相手はホスト国・中国だが、イランよりは攻めやすかろう。優勝も充分できるハズ。されどなれど、どうにも釈然としない思いばかりが積もるいっぽう。
本日、ウチの雑記はヤタガラスモードにした。欧州リーグばかり見ているが、オレはどうあがいても日本人、本気で応援できるのは日本代表のみ、どんな体たらくであれ、応援はする。しかし、もうちょっと、建設的つうか見てて安心できるゲームをやれるようにしてくれ。ホント、頼むよジーコさん&キャプテン!