エヴァートンVSアストンヴィラ@グディソンパーク/アーセナルVSウィガン@エミレーツ/マンチェスター・ユナイテッドVSサンダランド@オールド・トラフォード

ロイ・キーン様、電撃辞任!、、、嗚呼、イヤな予感が当たってしまった。カントナあたりとは違って、なんだかいろいろ全部しょいこみすぎて知らないうちに潰れてる、という精神的なもろさというか、そういう繊細な部分も感じるヒトなんだよな>キーノ まぁ、まだ若いんだし、チャンピオンシップへ戻って、また昇格目指したりして、さらに経験を積むなりしてもいいのではないか。しかし、プレミアの顔がいなくなると、ひとつお楽しみが減るよなぁ。

で、いかにもプレミアらしいというか、それぞれのクラブ色が出たゲームが続いて面白かった週末の3試合。
アーセナルは相変わらず対戦相手にとどめをさしきれないツメの甘さが不安要素。ストライカーの決定力不足というより、チーム自体がそういうキャラとしか思えないトコが可笑しくも、惜しい。熱血漢のギャラスが憤るのもムリないと思うし、ロイ・キーンがいまだに宿敵と定める理由はそこにあるのでは? 美しく戦うよりもまずは勝利を目指せ! まぁ、アンリ在籍時よりもさらに一回り若いのが揃ってるせいか、積極性はかつてないほどあるような気もするけど。ちなみに、実況・倉敷さん、ギャラスがいなかったコトについてはなぜか触れてなかった。チェルシー戦を最後の花道に、お役御免にするつもりなんだろうか?
キーノもファーギーもいないユナイテッドVSサンダランド。指揮官不在はやはり選手の集中力に影響するのかどうか、攻めに攻めても、アーセナルとはまた違う形でゴールが決めきれないユナイテッド。サンダランドはもしかするとキーノ不在で肩の力が抜けたのか、かえって落ち着いてゴール前で全員守備、ベタ引きで守り抜く戦術がギリギリまで保てていて、なかなか頼もしかった。守ってる顔ぶれがディウフ(!)とかフツーならあり得ないタマぞろいなんで、面白く見ていられた。ただ、やっぱり最後は勝ち切ってしまうのがユナイテッドの底力。やっぱり勝利への意識からして違うんだよなぁ、、、どっちがいい悪いじゃなく、ファーギーのチームは徹頭徹尾、勝利あるのみの戦術が一貫浸透してて、すげぇ。
エヴァートンVSアストンヴィラはゲーム前の予想をさらに上回る面白さに。両軍ガツガツぶつかりあってゴールを目指す息詰る展開。がっぷり四つ、ノーガードで張り手しあってるみたいで、実に激しかった。かといって意外やラフプレーはなかったんだけど。技量伯仲、どっちが勝っても全くおかしくない完璧なまでに互角な対戦だったと思うけど、エヴァートンは残念ながらストライカーがコマ不足。ヤクブ離脱は予想以上に痛い! アニチェビのワントップでは荷が重すぎ。せめてサァなら違ったんじゃないかと。それでもプレミアきっての醜男ながらオトコぶりは頼もしいかぎりのレスコットの奮戦ぶりやアルテタ&ピーナールらテクニシャンの目配りきいたパス&クロスなど、見どころは満載。やっぱり年月かけて熟成したチームの試合のほうが、キャラが立ってて断然面白い。そういう意味でも結果が出ないから即解雇という目下の風潮はホント、よろしくないと思う。プレミアはセリエAみたくまず戦術ありきじゃないんだから。チームが一丸となって、どこまでまとまって戦えるかが勝負と思うので。
ヴィラはヴィラでオニールのチームもまた素晴らしく。いやはや、身ごなしがすばしっこすぎるぜ、アシュリー・ヤング! 敏捷さだけならショーン・ライト=フィリップスウォルコットもあると思うけど、目ざとさの違いか、決定力なら頭ひとつ抜けたかも。イングランド代表はルーニーとヤング、あるいはルーニーアグボンラホールでかなりイケるんじゃないかと。ホント、選手層的にも充分、世界一になれる力があると思うんだが?>イングランド


それにつけてもキーノ、、、嗚呼。。。