中島らも@『(題名不詳)』

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……皆さん、御存知であろうから、今さらリンクは張らない。
R.I.P.。
オレが高校生の時、深夜やってた中島らもをフィーチャーしたスペシャル番組で見たコントより。たしか宗教狂の一家がいて、家族全員違う宗教信じて大喧嘩してるトコへ、「資本論」(じゃないか、「毛沢東語録」?)だかを読んでる中島らもが通りかかり、口にするセリフがコレ。件の家族、寄ってたかってらもさんを袋だたき、ってのがオチ。
オレは父方の祖父は山寺の坊主(のち還俗)、さらに私立の仏教学校に6年間通い…と仏教には縁ある衆生だったが、物心ついた頃からとにかく宗教嫌いだった*1。学校の遠足で行った古寺でなにやら短冊に祈願を書かされた時、らもさんの上のセリフを思い出し、「生涯無宗教と書き付けて、周囲の級友に白い眼で見られた。
オレに葬式があるなら、くれぐれも無宗教形式でやってほしいモンだ。オレのCDからマイク・オールドフィールドあたりメインでかけっぱなしにして、家族と友人が談笑でもしてくれてたら、成仏できるだろうぜ。
それにしても、らもさん。自身が貧読のせいもあるが、作家活動よりも本人のたたずまいが何よりも好きだったオレ的には、あの方は、あの独特の間合いでのベシャリ、あれに尽きた。もっさりゆったり、やんわりと、淡々飄々すッとぼけた語り口ながら、時に「寸鉄人を刺す」キツいフレーズをふッと漏らす…てなあのトークスタイル、一部の関西(系)野郎に多大な影響を与えていると思う。オレには真似できないし、したくもないんだけどね。
……あの世で、好きなだけ、ヤクでも酒でもかっくらって下さい。
合掌。

*1:お経読みは下手じゃないけどな。