パオロ&ヴィットリオのタヴィアーニ兄弟監督、1987年の話題作ですね。ミニシアターブーム華やかなりし80年代の徒花的作品のひとつ。オレは今は亡き三鷹オスカー閉館の日、コレと『巴里を追いかけて』『インテルヴィスタ』の3本立てで見た記憶があります。いや、ACTミニシアターだったかな? よく憶えてねぇや。
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ちなみにオレ、この作品はあまり好きじゃないです。タヴィアーニ兄弟が嫌いなんです。意図的に「土臭さ」を盛り込んで、ウソくさい「郷愁」感を盛り上げようとしてるのがミエミエつうか、装った「自然さ」が不自然に見えて仕方ない作風じゃないかと。
大体からして兄弟そろって仲良く映画撮ってるなんてのが気に入らない。お前らアホかと、バカかと。兄弟なんてのはな、もっと殺伐としているべきなんだよ!(<なつかしの“吉野家調”)。コーエン兄弟、ウォシャウスキー兄弟等々、兄弟監督なんてロクなヤツいやしねぇ、みんな嫌いだ、オレは!
……えーと、何の話でしたっけ? 『グッドモーニング・バビロン!』に戻すと、一番印象に残ってるのは、映画の氏神デイヴィッド・ウォーク・グリフィス監督に扮した名優チャールズ・ダンスの超然たる「たたずまい」ですね。愚生、なにげに大好きな俳優でして。ニール・ジョーダンの力作『マイケル・コリンズ』(96)での極悪非道な英国官憲役なんて最高でしたなぁ。デイヴィッド・フィンチャーの『エイリアン3』もよかったが、お気に入りは鬼才エリック・レッドの『アクシデント』(96、劇場未公開)。ルー・ダイヤモンド・フィリップス、ミア・セーラと3人芝居で、森の中の一軒家を舞台に、丁々発止、息詰まる死闘を繰り広げるというサスペンス。異常なる事態の連続でヴォルテージが尋常ならざる高まりを迎える、エリック・レッド十八番のサイコ・サスペンス! 周囲で誰も見てる人がいないので残念です。
脱線しまくりですが、どうせツッコミもないし、イイですよね。あ、グレタ・スカッキについて語るのを忘れた! 何かとやたらと脱ぎまくりなヤラシい女優さんですよね……って、まぁいいや、彼女のことはまたいずれ。
気分は朝から高田馬場の飲み屋状態、嗚呼なつかしのニュー浅草(爆)。
「16歳の少女妻を焼き殺したチンピラ夫」だの朝からロクなニュースなし。今のニッポン、まさしくフランク・ザッパ唄うところの「Trouble Every Day」。
「♪TVの前で、事態の改善待っている、毎日トラブルばっかしだ……」
うー、調子悪い。先週あたりから、持病の喘息の調子がいまいち、息苦しさが頻発。かかりつけの医師は肺活量も多少戻ったし、前回よりは改善したなんて言ったんだけどなぁ。そろそろ、別の病院でも診てもらう時期かもしれない。
そんなわけで、どこか気管支系に関して評判の高い、良い病院を御存知の方、もしおいででしたら、情報をお待ちしております。