ジャケ買い百選<その1>ノラ・ジョーンズ「ノラ・ジョーンズ」

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野郎でジャケ買いとくれば、やっぱ<美女ジャケ>でキマリでしょう! 色気ねぇボンクラでも、部屋帰れば美女が美女がそこら中ゴロゴロ転がってるってモンで。まぁ、みんな「二次元」なんだけどな(泣)<それを云っちゃあ、おしめぇよ
つうわけで、ノラたまです。漆黒の髪、茶色の瞳、厚ぼったいアヒル口……一目見て、オレのボンクラ・ハートに火がついた! まぁ、実際に買ったのは発売して半年後なんだけど、店頭に出た頃からあの美女フェイスオンリーで買うコトだけは決めていて、どの店に行ってもジャケだけ取り上げて、ヨダレをたらしていたのを思い出す。  
まさに「東洋の神秘」的美女! このジャケ見て「おおッ!」とクる男子とはそれだけで友人になれるってモンだ。
……いや、いかな美女でも、オレは声フェチでもあるんで、悪声なら萎える。しかし、聴いてみたらなんとまぁ、嫌味のカケラもない、まろみあふれる、ほんわりした歌声で、また胸キュン(<死語)。コレでポイントがまた一挙倍増。
このヒーリング・ボイスの女神、実は東洋の鬼才ラヴィ・シャンカールの落とし子。もっとも、音楽はシャンカールのシャの字どころか東洋臭なぞ一切ない、完全なるジャズ&カントリー。このギャップもまた素晴らしい。気鋭のソングライター、ジェシー・ハリスの全面協力もあって、簡素ながらも完成された楽曲の良さで聴かせる。ブライアン・ブレイド、ビル・フリゼルといった大物客演のオマケもついた。
良質の癒し系名盤として、今なお一家に一枚風のベストセラーとして売れ続けている。持ってると、少なくともいろいろと「ネタ」にはなるアルバム。
全世界の親爺+予備軍が今もへらへらジャケ眺めて、にたにた聴き入っている図が目に浮かぶ。オレのコトだけどな(爆)
ちなみに、個人的な音の好みでは、このファーストよりセカンド「フィールズ・ライク・ホーム」*1を推したかったり。ジェシー・ハリスではなく、ノラのパートナー、ベーシストのリー・アレクサンダーが中心に曲参加、よりルーツ・ミュージック色が濃くなって、聴きやすさが倍増。楽曲の完成度はファーストのほうがイイが、演奏面ではセカンドのリラックスしたムードがしっくり来る。ドリー・パートンとのデュエットもすんなりハマってる。そんなわけで、ノラたまのルックスに興味ないなんて方には、とりあえずセカンドからオススメしたかったりもするのだ。

*1:国内&欧州盤はふざけたことにCCCD。オレはうっかり国内盤を買ってしまい、チョー後悔。裏面等、表記をしっかりチェックし、米国盤を買いましょう!