『新・座頭市 I』第11話「風に別れた二つ道」

『痛快! 河内山宗俊』で組んだ工藤栄一監督による座頭市。はたして??

原作:子母沢寛
脚本:東條正年
監督:工藤栄一
音楽:村井邦彦
制作:勝プロ/フジテレビ


座頭市勝新太郎
不死身の仁吉:湯原昌幸
桐生の吉蔵:西村晃
赤堀村の六蔵:辻萬長
おせい:宗方奈美
政吉:岡部健
久六:谷崎弘一
おはな:新地和子
与平:海老江
寅松:見鷹健児
為吉:尾沢誠
ほか

西村晃の老親分の後釜狙う辻萬長の鉄砲玉に使われそうになるイキがったチンピラ役が湯原昌幸。弟分と情けない醜態さらす場面は殆ど『傷だらけの天使』みたいで可笑しい。それでいて、さすがは画作りでも鳴らす工藤監督だけに殺陣は凄い。脚本も重要だけど、演出でも全然変わってしまうよな、という好例な一作。