『座頭市物語』第22話「父と子の詩」

田中邦衛! スガカン!! 田村高廣が出てることを思わず忘れる豪華悪役陣ww

原作:子母沢寛
脚本:高橋二三、宮嶋八成
監督:黒田義之
音楽:富田勲
制作:勝プロ/フジテレビ


座頭市勝新太郎
黒川鉄次郎:田村高廣
山形屋源三:田中邦衛
黒川千之助:山下雄大
お志乃:原田あけみ
下野屋庄作:稲葉義男
お春:高沢順子
中沢:菅貫太郎
勘助:山本清
紋治:暁新太郎
ほか

個人的には田中邦衛さんの悪役ぶりと可笑しさ、100作中でもベストかもしれないほど気に入ってる。殺陣も派手で文字どおり見せ場炸裂だし。なお、元『七人の侍』稲葉義男まで出てますが殺陣はやりませんw
「ざ、ざとう…」とうめく田中邦衛、「市、でございます」と引き取るカツシンが名場面すぎる。ややマンガチックなのかもしれず、これをもって谷口登司夫氏ならではの名編集と評するのは違うかもだが、数知れぬ座頭市名乗りの場面でも個人的には一二を争う出来と思ってたり。
BSフジはいま『北の国から』再放送もしてるが、倉本聰のおかげで名傍役の「青大将」は出番が減ってしまったような気もしてならず。シリアスな役もいけるけど、やっぱりコミカルな助演が似合ってる方と思うんだけどなぁ。
逆にスガカンさんが記憶にあったほどは目立ってなかったのは残念。あの爬虫類じみたねめつけるような目線とたたずまい、座ってるだけで狂気じみててイイんだけど、もっと活かされてよかったかなぁ、とも。