オランダVSフランス

なんてこと↑上記のとおりに思いながら観戦。フランス代表ファンの人、スミマセンね。
、、、いやぁ、ほっぺたつねりまくり、嬉しい悲鳴あげまくりですよ!!!
フランスはアンリを担ぎ出して、ルーマニア戦とは打って変わって出だしから前がかりに攻める。リベリのドリブル突破は見応えあったし、ゴヴーも決定的瞬間をつくった。しかし、いかんせんフィニッシュのイメージの形が不明確すぎたのだろう。あれだけのスター軍団でありながら、あまりにもゴールが少なすぎる。攻撃のセンスがない監督のせいだ。守り切ることは教えられても、勝ち抜くことのサジェッションができないタイプ。
そこいくとさすがオランダ史上最高のストライカーと言われたファン・バステンは勝者のメンタリティというものを知っている。予選こそ守備重視で臨んで批判を喰らったらしいが、いざ本番となれば超攻撃的布陣で勝負に出まくり。
それにしてもコレほどに美しいオランダサッカーが見られたのは久々。1998年フランスW杯以来、いや、あのとき以上かも? ポゼッションさせればオランダ独特の鋭角的なパスを縦横斜めに自在に繰り出し、ロッベンら快速アタッカーがあれよあれよという間の早業でサイドアタック。結果、フランスはイタリア以上にゴール前を見るも無惨に切り裂かれた。
、、、いやいや、まだ信じられませんよ。あの勝負弱くて、2点差も守り切れない不安要素だらけのオランダが、かくも見事な強者のサッカーを見せてくれるなんて! マジで優勝狙えますよ、今回こそ!!!

それにしても監督の差がココまで露骨に出たゲームも珍しいのではないか? 
今朝のゲームを見るかぎりではイタリアにも同じことが言えそうだが、、、ドナドーニは前任者のリッピあたりとは違って、攻撃のセンスはなさそうだからなぁ。アンチェロッティに近いようなイメージ。

そんなこんなで、フランスはグループリーグで敗退と読んだオレの予想はズバリ当たりそうだ、とあえて確言。フランスは神様ジズーが率いた1998年W杯&2000年ユーロのダブル獲得後、栄光に酔い過ぎたのか、世代交代に失敗した。相変わらずタレントだけは無尽蔵なので全体のレベルが下がることはないだろうけど、指導者の育成と人選は一からやり直すべきかも?