ジダンの頭突き問題がかまびすしいが。。。
暴力はなんであれ、基本的に肯定できるものではない。
ただ、不可避な事態も時にはありえると思う。
サッカーの場でそれをやるのはもちろんルール違反だが、暴力といっても肉体だけじゃない、言葉や、言葉以外でも態度で示す暴力ってのもあると思う。
マテラッツィはジダンをしつこくマークして、ただでさえいらつかせたうえに、どうやら彼自身の逆鱗に触れる言葉を吐いたらしい。正確には何と云ったのかは現時点では知らないが。。。
頭突きほどじゃないにせよ、マテラッツィも言葉と行動で暴力行為をしたといえる。
であるからして、ジダンのみを責めるのは間違いだと考える。むしろ、(個人的な今の心境では)積極的に支持してやりたくもある。
意図的であれ無意識であれ、どんな些細な言葉や仕種であれ、何かの形で、誰かを傷つけてしまったら、それはある意味、「暴力」をふるったも同然かもしれない、と思えなくもなく。
そういう意味では人間、普段から言動にはよほど気をつけないといけないと、肝に銘じたいモンだなぁと。
もっとも、愛情なり、当事者の間に何らか通じ合うモノがあれば、暴力をふるいあったり、罵倒しあったりする仲でも、それなりにうまくいくこともあるように思うけど、コレはまぁ例外かな。。。
ともあれ、フランスを決勝まで導いた彼には惜しみなく拍手したい。
気取った言い方すればさ、あれだけサッカーの女神から愛された男だからして、退場通告でもされないかぎり、ピッチから去り難かったんじゃないかって……
頭突きも神様のおぼしめしってコトでいいじゃないか。
ジズー、今までありがとう!