ぼく、こわがりなので、えいがかんというばしょには、ひとりではなかなかいけないんです。はでなけしょうしたおねえさんがやすものくさいこうすいをぷんぷんさせてたり、そのよこできんいろのうでどけいして、むなげぼーぼーなあさぐろくてぐらさんかけたおにいさんがうはははは、とかいりぐちでばかわらいしているのをみると、あしがすくんでしまうんです。
ああ、えいがかんにいきたいなぁ。だいすきなあんぱんとこーひーぎゅうにゅうをてに、おおきなおおきなまっしろいすくりーんにむかいたいなぁ。きれいなきれいなじょゆうさんとしぶくてかっこいいだんゆうさんがてにてをとって、こんなんにたちむかうんだ! ばきゅーん、ちゅどーん。
えいがかんに、ひとりでいってもつまらない。どこかのしんせつなおねえさんおにいさん、こんど、ぼくもいっしょにつれていってください。「うちゅうせんそう」がみたいんです。「こうていぺんぎん」はそのうちほっかいどうのどうぶつえんでほんもののぺんぎんをみるからいいです。ぼく、きっといいこにしてますから。