駄目ジャケ100選<その16>:坂本龍一「千のナイフ」

ごぞんじ教授のデビュー作。「教授」というより、当時の通称「アブ」がしっくりくる、目つきの悪ィいかにも喧嘩ッ早そうな若僧がバスタブに腰かけて、なぜか電気スタンド持って、ガン飛ばし。スタンド、落としたら感電するやん。裏ジャケになると白眼剥いて、タダの危ないヒトになっちゃってますから、もー。コレが当時のカッコいいスタイルだったの? ンなワケないよな?
封入された本人筆によるライナーノーツはさらに、ヤバい。つうか、いかにも20代のインテリ青年が書きそうな、すげェ気恥ずかしいフレーズが羅列してるンだわ、コレが。うわ、コレは読み返せないわ。苦笑いしすぎて、唇ひんまがりそう。
あ、内容は教授作品中、「B-2UNIT」「音楽図鑑」「Beauty」以上に、実は個人的に偏愛してます、ハイ。つっぱって、ねじくれてるけど、ヘンなトコで可笑しみを感じさせるというか、人間臭い音なンだよね。教授十八番、シンセサイザーの音色にさほど凝りまくってるトコだけが突出したような部分もないし。気に入ってるアルバムだからこそ、今回初めて読んだ本人ライナーの青臭さには閉口しちゃいまして、ええ。
アマゾンで購入、本日到着。
……チョ−久々、昨年盛り上がった企画に復活参加してみました。