田舎の街角も、心持ち、華やいでいた。

今日の仕事は無難にこなす。もっとも、まだまだ無駄な手順を踏んで作業してるらしく、ちと悔しくなり。流れ作業であればこそ、先輩諸兄の手並みや仕上がりのキレイさがいちいち気になる。まぁ、オレに要求された職分は一作業員でも現場監督でもないので*1、それほどナーバスになるコトはないんだが、とりあえず、人として、男として、他人に負けるのは悔しいのよ。
おしゃべり番長がいないため、恒例となってる終業後の一服も早々にアガリ。17時前、久々にまだ日が残る夕暮れのなか、帰路につく。昨日あたりから寒風吹くようになり、一気に冬になった気配。14年ぶりに味わう、鈴鹿山脈からの吹き下ろしの風はやけに冷たい。山々は昨夜のうちに雪化粧。初冠雪かどうか知らないが、道理で寒いハズだ。
2回目の給料が出た。金額はトーゼンのごとくスズメの涙。四日市に出て、各種払い込みだけ済ませて帰宅。オカンは夕食にチキン、食後にはケーキを出してくれた。ウチは英語塾なんで、家では子供たちを迎えて週頭からクリスマスパーティをやっていた。いまさら浮きたちなぞ一切しないが、地方都市の閑散たる商店街にも、クリスマス気分だけは漂っていた。


*1:上司はすでに現場向きではない、とダメ出し済み。心身軟弱ゆえ、とりあえず「頭」で勝負する仕事しか期待されてないのだ。