レイモンド・カーヴァー「大聖堂」(中公文庫「ぼくが電話をかけている場所」所収、村上春樹訳)

「どうだい、ちゃんとできたよ、バブ。私にもわかるよ。あなたはできっこないって思っていたけど、ちゃんとやれたじゃない? たいしたもんだよね。
さあ、それじゃ次にちょっとしたことをやってみよう。腕の具合は大丈夫かな?」

いやぁ、最近のオレに云われているような名台詞だ、と手前勝手な自画自賛
ちなみに、カーヴァーはロバート・アルトマンが『ショート・カッツ』で何作かを映画化したけど、本作もなんとあのマイケル・チミノが映画化する企画があったらしい。時代遅れの巨匠を気取りすぎて失速したチミノだが、短編でいいからコレだけでも映像化してみてくれ。配役はそうだな、ティム・ロビンスエド・ハリスって左翼俳優コンビでどうだい? 妻役はスーザン・サランドンでいいっしょ、ええ。