ジェームズ・ウッズ『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』

「クレイジーだ」とロバート・デ・ニーロ津嘉山正種のぼやきを受けて、ナチさんこと野沢那智がおなじみ、べらんめぇ巻舌炸裂で絶叫。
昨年出たDVDの日本語音声は新録版。淀川長治先生のテレビ朝日日曜洋画劇場』放映版のほうを収録すべきだった! と重ねがさね、惜しまれてならじ。
あ、今夕BS−2で18時から放映のアクターズ・スタジオ・インタビュー ジェームズ・ウッズ自らを語る』はファンなら必見モノです。オレが見てるかぎりでは、出演俳優中ダントツでサービス精神旺盛、とにかく会場のウケ狙いまくりなニタニタベシャリで拍手喝采。巨根で色魔って噂もあるけど、コレだけオモロいトークできるなら、あたし抱かれてもいいわ(はぁと)、なんて。


ところで、世に出回る外画DVDの日本語音声については苦言したいコト多々。いくら英語字幕も一緒に出せたりするからって、吹替まで原語に忠実に直訳調で訳しているのが多すぎないか? とにかく、生硬すぎる台詞がやたら耳につくんだよなぁ。昨今の翻訳台本制作陣には、故・額田やえ子先生や木原たけし先生ら、偉大な先達の仕事ぶりをぜひとも見習ってほしい。英文科出だのバイリンガルだのの出自なり、狭〜い業界内での仲間内の評価なりが気になったりする内部事情等もわかるが、カタッ苦しい台詞聞かされてイライラするユーザーの気持ちにもなれってんだぃ。ま、コレは翻訳者というより、台本をチェックする制作陣に責任があるんだろうけどさ。
あ、いちおうことわっとくけど、広川太一郎サンは、やっぱやりすぎなのはオレも認める(笑)言ってねぇよ、そんなコト! ってな、天衣無縫、奔放無頼、とにかくハチャメチャな台詞しゃべくりまくったり、なんかしてたり。そういう意味ではオレ、広川太一郎ファンではあっても、<主義者>ではないかもだ。