『新・座頭市 I』第14話「雪の別れ路」

全国のサユリスト必見!!! 吉永小百合、一世一代の最高演技が見られるッ!


…なんて喜んでしまうと、しょせん日活はあまり深入りできず、大映東映ばかり見た「ヤな方向性」wの元・映画青年と見下されかねませんな(汗汗)でも、実際、ココまで繊細に、細やかな表情まで映しとれているのは、カツシン一流の女優惚れ演出の賜物だと思う。

原作:子母沢寛
脚本:中村努、佐藤繁子
監督:勝新太郎
音楽:村井邦彦
制作:勝プロ/フジテレビ


座頭市勝新太郎
おゆき:吉永小百合
投節の宇之:林与一
中沢田の辰蔵:田中明
政吉:中村孝雄
お里:野村けい子
ほか

林与一がまたぞろいわゆる色悪でナイスな顔見せ、いやいや顔じゃないトコまで見せちゃって凄いんですからもぅw吉永小百合よりもそっちばっか覚えてて、いまだ思い出すたび笑う迷場面。シリーズ中でも十指に入る!

吉永小百合に戻すと、個人的には物心ついた頃からなぜか圧迫感がある女優さんというか。映画じゃなく『夢千代日記』が最高傑作じゃないか、とまで評してしまうのは乱暴すぎるし、さすがに違うと思うんだけど、それぐらい銀幕では追いかけたこともない、縁遠い人かもしれない。いや、あの声はさすがは女優、現役ならダントツ日本一とは思うけれども。