ポルトガルVSドイツ

2時前に早々と寝たつもりが、目覚ましもかけないのに試合開始前にピタッと起きた(笑)
準決勝で当たるカードのハズであった。
組織だった連動的な動きでクリーンな攻撃を仕掛けるドイツを、横綱相撲風に受け止めていなすポルトガル、といった風情で展開。剛と柔、両軍のキャラが実にわかりやすく出た雰囲気。
しかし、ポルトガルはドイツの再三にわたる鋭い切り込みをかわしきれなかった。ボールをうまく受け止めてポゼッションして、前線のヌーノ・ゴメスロナウドを使おう、といった作戦だったんだろうが、異様なまでにやる気全開で押し寄せてきたゲルマン軍団の猛攻に突破された、という感じ。
やはり徹底して勝ち気で行くというか、攻めきる心意気がないと優勝戦線には食い込めないんじゃないですかね? 
ドイツはもともと先行逃げ切りが十八番、守り切れる体質のチームだし、そのうえさらに新世代のアタッカーまで出てきたから勢いはある。中2日で疲れてはいても、そこは伝統のゲルマン魂で乗り越えるという。
ドイツの大久保(笑)ことシュヴァインシュタイガーにやられちゃったねぇ。
クリスティアーノ・ロナウドは抑えられた云々以前に、やっぱりプレミアとチャンピオンズリーグで燃え尽きてしまっていて、ついに爆発できなかった。各所で妙技も見せたけど、リーグ中ほどのフルパワーでは全然なかった。なので、ポルトガルは今回も絶対的なストライカー不在のままだった。
ロナウドはチームメイトのお膳立てがないと能力を発揮できないタイプだし、キャプテンをやれるタマでもない。代表でもあえて重責は担わせず、もっと自由気ままにゴール前で暴れさせて、アタッカーとして最大限に使ってやったほうがいいと思うのだが。
あと、ちょい懸念されるのが、来季チェルシーを率いるスコラーリがどういう戦術でプレミアリーグで戦おうとするか、ということ。ポルトガル代表やブラジル代表でも見せたような、個々のタレントのテクニックに頼って、延々とボール・ポゼッションを続けてしのぐ、、、といったサッカースタイルでは通用しないと思うのだが。。。
まぁ、デコやロナウジーニョが加入すれば、見ていて面白いゲームくらいはしてくれるとは思うけれども。
さて、ゲルマンはクロアチアにリベンジできるか? 意外やトルコが勝ち上がってくるかもだが。しかし、結局、予想どおり優勝戦線に食い込んできたなぁ、ドイツは。こういう憎たらしい民族的性格みたいなの、どれだけ選手が代替わりしようが、体質として絶対変わらないから不思議なモンですねぇ。