まさか!

キリング・タイム

キリング・タイム

かつてレコメン系リスナーは避けて通れなかった名作、マサカー「キリング・タイム」。当初国内盤はジムコジャパンから出ていたようで。うーむ、ミック・カーン&デイヴィッド・トーンの参加作が目立ったり、オレが欲しい音源ばかり揃ってたんじゃないかッ! と今にしてなくなってしまったのが惜しまれるレーベルさんなんである。なお、本作、今ならアマゾンでもかなりお手頃価格で出ているような気がする(笑)
2006年に出た最新リマスター盤は、正直、改悪としか思えなかった*1。学生時代、師匠格の友人にレコードから録ってもらったテープを聴き込んでた人間としてはどうも違和感があって。2曲目の看板曲「Legs」あたり、単純にテンポがのろく感じた。全体にトゲトゲしさがなくなって、なんだかヌルい音に聴こえたりしたんだよなぁ。とにかく気に入らなくて、即日売り払った。
いま聴いてるヤツは「ReCDec906」。1993年、フレッド・フリス自身も絡んで出されたデジタル・リマスター盤(らしい)。コレは記憶にあるのとピッタリ一致するなぁ、ありがたし!、、、まぁ、ホントはレコードでオリジナルを聴かないとダメなんでしょうけど、ご勘弁を。


*1:「オリジナル盤に合わせてスピードとピッチを調整し、リヴァーヴも除いている」とクレジットされているらしい。なので、本来の形に戻った決定版ではあるようだが、収録曲はライヴではテンポ速めに演奏されたりしていて、「速めヴァージョン」のほうが世間(?)の認知度は若干高いようだ。そんな理由で、現行盤に違和感を覚えている人はわりと多い模様。