クリムゾン紙ジャケ一挙リリースとか。

渋谷に来たのは超久々。試しに検索してみたら、昨年10月17日以来だった(呆)日和もいいし、ふらふらしてもよかったんだが、あてもないまま結局タワーレコードへ。本日は以下をゲット。
ウィム・メルテン「For Amusement Only」「A Home-Not At Home」「Struggle for Plesure」(各1,390円)
ブルース・コバーン「Live(DELUXE EDITION)」(2,390円)

試聴は覚えているのは伊福部昭、アクサク・マブール、ツキノワ、ASA-CHANGとか。でも、最近は真面目に聴き込まず、心覚えに聴いておくという軽い感じがほとんど。ウィム・メルテンはふっと思い出してコーナーをチェックしたら割合安く出ていたので目についたアルバムを確保した次第。実は全作欲しいくらい好きな音楽家です。
DVDコーナーではまぼろしの市街戦』がまだあるのを確認したが買うのは先延ばし、それよりもレアな『ザ・シャウト』を探すが、残念無念、ありませんでした。『雨の午後の降霊祭』はあったのに。吹替入りの『パーマー危機脱出』にも手が伸びたが、これも先延ばしに。マーク・レスター少年主演の可愛らしくも怖い英国サスペンス小品『小さな目撃者』*1も出てるし。ホント、とんでもないソフトが出回るようになったよねぇ。
3階の洋楽売り場では、キング・クリムゾン紙ジャケリマスター盤<21TH CENTURY COMPLETE EDITION Series 1>コーナーの前で、ちょいと居座って試聴。「太陽と戦慄」「レッド」クリムゾン・キングの宮殿」の順に聴いてみるが、う〜む、こりゃ、本来なら全て買いだわ(爆)「太陽と戦慄」は90年だかに出た一番最初のロバート・フリップによるリマスター盤なら持っているが、そこではあまりクリアでなかった冒頭のジェイミー・ミューアの金属音ガシガシパーカッションプレイがくっきり聴こえて、しばし凝然とする。「レッド」クリムゾン・キングの宮殿」もドラム&ベースと低音部がヘッドフォンではビリビリ割れて聴こえるくらい響いてきたし。
まったく最近のリマスターに次ぐリマスターの嵐、勘弁してくれって感じ。コレでまたモノによってはDVDオーディオ盤とか出たりするわけだし、ワケワカんねぇよ、もぅ。オレが勝手に買う予定にしてる、ここ3〜4年中くらいにリマスターされたアーティストものは、ボブ・ディラン、AC/DC、ダイアー・ストレイツ、PFM、マイク・オールドフィールドスティーリー・ダンとかいろいろだが、たらたらしてると、また新たにリマスターされるんじゃねぇかって戦々兢々でして。最近、リマスターされても国内盤が必ず出るわけじゃないから、こまめにチェックするしかないんだよね、トホホ。
帰宅後はウィム・メルテンの3枚をチェック。「For Amusement Only」「A Home Not Home」「Struggle for Plesure」は初期作品。詳しくは公式サイト<http://www.wimmertens.be/web/wmertens/docs/index.html>を参照されたいが、たしか順に1、2(98年ライヴの1曲追加)、4作めだったハズ。「For Amusement Only」はピコピコ電子音が響いてるだけな冗談ムードもある実験音楽作品だが、その後はどうにも感傷的なメロディが先行する変則ミニマルミュージックで、まさにメルテンの独壇場って感じ。正直気恥ずかしい音世界でもあるんだが、大学1年生の時ピーター・グリーナウェイの『建築家の腹』で知って以来、異様に魅了され続けている。バブル期、ロフトでイージーリスニングで聴き流されたこともあったようなんで、時代遅れの産物と見なされているのかもしれんが、以前みたく、国内盤も出るようになってほしいモンである。

*1:実はあのヴァン・ダー・グラフ・ジェネレイターが追加音楽で参加! マニアの方、御存知でしょうか? たぶんレア曲じゃなく既発曲をテキトーに使ってるだけだと思うけど