「ジャズ・ロック=ソフト・マシーン」というワケでもないらしい、、、

ジャズ・ロックのおかげです

ジャズ・ロックのおかげです

自分の認識はピーター・バラカン師に近くて安心したんだが、古いジャズリスナーからするとそういうワケではないらしい。やっぱり「ジャズ批評」とか遡って読んでみたりすべきなのでしょうか。どうもジャズってな奥深すぎて、難しいですな。
、、、しかし、本書を読むだけでも思うけど、ジャズを語る人ってガイキチが多そうで、怖いね!、、、って、お前が言うかって(爆死)
なお、評者3人が一致して選んでいて、世評も高いのがトニー・ウィリアムス・ライフタイム「エマージェンシー!」。なるほど、アレは徹頭徹尾ジャズ・ロックという感じはする。個人的には何度も聴き通すにはキツすぎる作品で正直苦手だけど、インパクトはメチャ凄い。マイルス・デイヴィスも自伝で「歴代ドラマーじゃ最強!」なんて具合に、いちばん言葉を尽くして激賞してるもんなぁ。
エマージェンシー!

エマージェンシー!

トニーがジョン・マクラフリンジャコ・パストリアスとトリオでバトル・セッションしたコレなんかも思いっきりジャズ・ロックっぽい。

トリオ・オブ・ドゥーム

トリオ・オブ・ドゥーム

ちなみに、個人的にはジャズ・ロックと言えば、ソフト・マシーン「3」でキマリ。あとはブルフォード「ワン・オブ・ア・カインド」、ブランドX「モロッカン・ロール」、ヘンリー・カウ「アンレスト」、マグマ「ライヴ」、アレア「呪われた人々」、、、って全部プログレか(笑)たぶん目下、世間的にジャズロックと言えばいわゆるカンタベリー系、キャラヴァン、ハットフィールド&ノースあたりが典型例として浮かぶんだろうけど、個人的には全然思い入れがないのでオミット(笑)
Third (紙ジャケット仕様)

Third (紙ジャケット仕様)

ジャズ・ロックとフュージョンはどう違うのか? なんて話も出てくるし、マジメに考え出すとキリなくなりますね、こーゆージャンル分けって作業はね。