ドイツVSイタリア

出場停止処分になった攻守の要フリングスの代役に、守備固め要員のケールをスタメンに使ってきたコトで、クリンスマンの「弱気」を感じた。案の定、前半は中盤はイタリアに支配され、押し込まれる展開に。実力以上の力を発揮してたのは、徹底した「攻め」の姿勢だったのが、今夜のドイツは妙に慎重、重々しい動き。後半、シュヴァインシュタイガー&オドンコルと両サイドをアタッカーに変えてようやく押し返すも、今度はイタリア十八番の堅守に阻まれ。
ココでもやはり、「追う者のほうが追われる者より強い!」という『仁義なき戦い』の教えは生きていた! フォワードを3人新規投入、徹底して追いに追う姿勢を見せたリッピの采配は最後の最後、ズバリ当たった。ピルロの組み立てによる波状攻撃でドイツ守備陣は崩れ、デル・ピエロがとどめを刺した。
攻撃のタレントが揃い、毎回最強と噂されたアッズーリ、ようやくココに来て本領発揮。優勝は見えた!
ドイツは最後の最後に腰砕け、伝家の宝刀・ゲルマン魂は見せられずに終わったが、正直ホームでなければ、せいぜいベスト16どまりだったろう。3位は固いだろうから、よくやったとほめてあげるべきかも。