喰うか喰われるか、それが問題だ。

人を喰ったシャシン!
ハンニバルリドリー・スコット
豚小屋:ピエル・パオロ・パゾリーニ
インフェルノ高橋洋(脚本)
去年の夏、突然に:ジョゼフ・W・マンキーウィッツ

『食人族』『食人大統領アミン』『ひかりごけ』、はたまた『野火』(市川崑)、カニバリズムを扱った映画はいろいろございますが、どーもそのまんま人を食っちまうってだけなんで、どーもいけません<だからカニバリズムなんだっつの! やっぱちっとはシャレを効かせなきゃ立派なシャシンたぁ言えんのです。つうわけで、あのジョン・ウオーターズも敬愛する鬼才中の鬼才パゾリーニトマス・ハリスに先駆けて豚に人を食わせた1.(<つーか、ハリスがパクッたんですな)、現在日本で最も刺激的な映像の発信源となっている天才脚本家・高橋洋が真っ向勝負で挑んだ危険作の2.(<にっかつのVシネマなんだけどそんな枠は越えてます)、そして倒叙ミステリーを極めたストーリーテラー、巨匠マンキーウィッツの超問題作の3.。正真正銘人を食いつつも、ちゃんとあたしらの感性もパクッと食いまくるカルトな3本、どうか御賞味あれ!!