生きて苦界、蒸してフジヤエービック(<意味なし)

15時すぎ、中野へ。以前から気になってた丸子亭で麦とろ定食を食す。とろろ汁、あっさりと、うもぅございました(<円谷幸吉調)。
古本屋をのぞき、なんとなく以下3冊を確保。
司馬遼太郎「豊臣家の人々(改版)」「アメリカ素描」(150円)
根本敬「因果鉄道の旅」(700円)

その後、おなじみフジヤエービックにてCD漁り。しばらく中古CDを漁ってなかった反動か、“ヤク切れ”で頭がフラフラ(<ウソ)になっていたので、ぼんやり棚を眺める羽目になり、やたら時間を喰ったような。
リチャード・トンプソン「Watching the Dark : The Histry of Richard Thompson」(1,980円)
ブライアン・イーノ「ビフォア・アンド・アフター・サイエンス」(1,180円)
コクトー・ツインズ「タイニー・ダイナミン+エコー・イン・ア・シャロー・ベイ」(690円)
●カンテ・マンフィーラ「ンナ・ニワレ〜カンカン・ブルース・チャプターII」(700円)
●カクラバ・ロビ「ライブ〜アフリカン・パーカッションの至宝〜」(690円)
●モリ・カンテ「10コラ・ナッツ<エスノ・ポップ・コレクション>」(300円)
●ペドロ・ルイス&パレーヂ「E Tudo 1 Real」(200円)
●シェブ・ハレッド「クッシェ」(200円)
●k.d.ラング「アンジャニュウ」(200円)
●Jガイルズ・バンド「フリーズ・フレイム」(200円)
ロイ・オービソン・アンド・フレンズ「ア・ブラック・アンド・ホワイト・ナイト・ライブ」(200円)

エスノ・ポップ系に4AD系、そしてイーノにRTにオービソンとなかなかブツとしてナラビはいいよね。もっとも、カクラバ・ロビとコクトー・ツインズは、今んトコいまいちだったな。シェブ・ハレドは予想以上に良かったけど。
ペドロ・ルイス&パレーヂは、99年だったか、友人の誘いでタワーレコードのスタジオライヴで生演奏を見て、路上演奏のノリまんまな天性のイケイケ・ビートにウキウキワクワク、楽ませてもらった。相手の掌をがッと覆い隠すような独特の握手の仕方がなんとも「粋」なストリートのナイスガイたちであった。新作ってその後、あるんでしたっけ? そういや、追っかけてなかったな。


イーノ「ビフォア・アンド・アフター・サイエンス」は何を隠そう、イーノのアルバムでベストワンかも。「ヒア・カムズ・ザ・ウォーム・ジェッツ」「テイキング・タイガー・マウンテン」あたりに顕著なヒステリックな煽り音もさほどなく、「アナザー・グリーン・ワールド」のような素描風小曲の集合体でもない、ほどほどにポップかつアンビエントな味わいが実によろしいんじゃないかと。もちろん、いちばんの名曲は「By This River」。この曲を聴くたびうっかり見逃している映画『息子の部屋』を観ないと、と慌てたり。


k.d.ラングも何気に好きな兄貴、もとい姐御です。腰ダメで深く沈みこむようなディープな歌声に曲調ながら、決して気を滅入らせはしない、タフにいしてポジティブなムード、まさに正しく“侠(おとこ)”の境地、「女だてらにこんなモン背負うとるんよ」って感じ!<『緋牡丹博徒かよ! まぁ、オレにとってはムリムリ東映任侠路線に引きずり込んで語りたくなるほどカッコいい女性だってコトです。いよぅッ、 あねさんッ!
カミングアウトしてる云々なんざどうでもいい、とにかく、琴線に触れる歌を聴かせてくれりゃあイイんです。コレだけカッコいい歌姫なのに、実は中古の定番、アルバムは毎回どこでも見つかるんでいつもスルー。ようやく確保しておくコトに決めた次第。
え? リチャード・トンプソンの有名3枚組については、別にコメントするまでもないでしょう。駄作駄曲がないRTのベスト盤や、エエに決まってるつぅねん!