ウェルメイドな80年代米国ポップ名盤!

ザ・ウェイ・イット・イズ

ザ・ウェイ・イット・イズ

いやぁ、80年代サウンドの最良の部分を体現したバンドというか、懐かしすぎますな♪

誰もが唄いやすく、聴いてて耳なじみもイイっていう、真に「ウェルメイド」なバンド・サウンドが、アメリカからも徐々に消えつつあるような気配。

音響系あたりが妙に幅を利かせすぎたせいなのか、安易なタテノリ拒否ゆえに、妙にヒネッた曲展開に構造をしてるナンバーが昨今当たり前になっている。

90年代以降隆盛のスタイルというか、音響やフリーフォーク、当世流行の曲調ってな、どれもふにゃふにゃまったり聴き流すのには適してたりするのかもしれないが、個人的にはほとんど心踊らない。

アレンジにせよ曲づくりにせよ、全般に洗練されてて耳障りなく、聴き心地はいいかもだが、往年のキャッチ−といったスタイルと違い、(本人以外)唄いにくい、メロディが変すぎて印象に残らない等、正直、いい印象あるアーティストはほとんど、いない。

……旧式な人間の言い分かもしれないが、リスナーが唄えなくて何がロックなのよ? ポップなのよ?

ウェルメイドや曲作り、キャッチーってモンの言葉の持つ意味などを考え直したい、直してもらいたい、そんなきっかけになって欲しい、時代が産んだ名盤であります。。。