『新・座頭市 II』第3話「天保元年駕籠戦争」

黄金の日日』が映像原体験のオレ的には、根津甚八は永遠に石川五右衛門

原作:子母沢寛
脚本:尾中洋一
監督:勝新太郎
音楽:村井邦彦
制作:勝プロ/フジテレビ


座頭市勝新太郎
甚公:根津甚八
おりん:栗田ひろみ
八公:十貫寺梅軒
仙吉:風間杜夫
丸源駕籠の源太:梅津栄
平田勝之進:山本昌
でこ助の絞太:兼松隆
こって牛の丑松:高山修
おはま:中川ジュン
ほか

しかし、甚八さん、五右衛門以前に『新・座頭市 II』にも出てたのね? もしかしたら幼児期、よくわからないままに見ていた(見せられていた)かもしれない。
DVD-BOXが発売される前、時代劇専門チャンネルで放映してたのを180分テープに3倍録画wして延々と8、9本まとめて一気見なんてムチャな見方をしたせいか、チェックしたつもりなのに、忘れてしまってるのも多い。何度でも見直さないと覚えられませんよね、やはり。

ロマンポルノとかに出てた頃の風間杜夫も登場。しかし、栗田ひろみともども全然、覚えてなかったw
しっかり記憶してたのは最後の殺陣の場面。『荒野のダッチワイフ』はじめ大和屋竺監督作やピンク映画でも知られた異能派俳優、山本昌平さんが鮮やかな斬り合いをカツシンと見せてくれるのでビックリ。面白すぎる人脈だよなぁ、つくづく。ちょろっと出てきたデータによれば、脚本担当の尾中洋一氏は大和屋竺と交流があったらしい方なので、もしかしたら山本氏の客演もそっちつながりだったりするのかな?
ちなみに、本作は殺陣だけでもシリーズ中でもかなり上出来というか、スカッと爽やかで、さらにカツシンにしか出来なかったであろう驚きの手並みを見られてスバラシイ。