『新・座頭市 I』第13話「母の涙に市が走った」

ニッポンのおばあちゃんに暴れん坊将軍と三味線屋の勇次が絡む!…座頭市シリーズってカツシンの大盤振る舞いのおかげで、役者の取り合わせからして面白い。趣向を凝らした組み合わせだけで充分に見せてもらえるんだよな。

原作:子母沢寛
脚本:柴英三郎
監督:太田昭和
音楽:村井邦彦
制作:勝プロ/フジテレビ


座頭市勝新太郎
志乃:北林谷栄
新田元八郎:松平健
又七:中条きよし
お京:森川千恵子
不破孫一:柳原久仁夫
紋次:金井進二
覚三:小瀬朗
万吉:長谷川弘
ほか

シリーズ随一、座頭市が人を斬っても命までは取ってない回(と思うが、なにせ100話もあるので要確認!)北林さんとのやりとり、真に迫る情感がこもっていて、ほっこりする。松平健は『心中あいや節』なんて大傑作に出てるし、スッパリと居合いを見せるこちらも良作なのだが、シリーズでもう1作でも2作でも出ていてほしかった。惜しい。