映画版『子連れ狼』いよいよＤＶＤ化！

、、、海外版はすでに出てますよね（苦笑）マニアな方にとっては今さら観も強いかも。
萬屋錦之介主演のＴＶシリーズのほうが圧倒的に世間の認知度は高いだろうし、実際、ラストまで描ききった点でも、映像化としての実現度で軍配はあがるかもだが、殺陣の凄さと映像としてのクオリティの高さでは若山富三郎の映画版のほうが圧倒的に優れている。ワカトミさんの殺陣は弟カツシンも兜を脱いだほどの見事さ。チャンバラ世界一！

子連れ狼 DVD-BOX 二河白道の巻 (4枚組)

ヨロキンの声色や存在感はさすがは東映城の大スターだけあって風格と重量感があって見応えあるが、いかんせん、冷静に映像作品として見るとエピソードごとクオリティにバラつきがあるのが惜しい。もっとも、原体験がヨロキン版ドラマだったら、印象や思い入れは違っていたとは思う。リアルタイムや再放送で見逃したのが痛かったかも。原作読む前に、三隅研次の剣劇映画の傑作として見ちゃったからなぁ、、、原作から読んでたら、ドラマ版のほうが雰囲気的にも入りやすかったのかもしれない。

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大五郎は現実生活では、ドラマ版のほうは殺人犯、映画版のほうも軽犯罪ながら逮捕されちゃったりと悲しすぎるその後だったけど、個人的には大五郎はどうでもいい（汗）映画版もドラマ版もゲスト陣や脇役の充実度は今となっては垂涎もの。小池朝雄なんて映画版では尾張徳川家のバカ殿役でほんのチョイ出だったが、ドラマではたしか４、５回登場するもんな（笑）金田竜之介の阿部怪異も時代劇史上に残るトンデモ悪役ぶりで凄いし。
それにしても「乞胸お雪」、素材ごと破棄されちゃったのかなぁ、、、だとしたら惜しいなぁ（苦笑）映画版『親の心子の心』はＤＶＤ化して下さいね！