マンチェスター・ユナイテッドVSブラックバーン@オールド・トラフォード

観戦というより、かすやんこと粕谷秀樹の解説を聞く。かすやん、私見入りまくりでかつ断定的、物言いからして視聴者をイライラさせるトコがあるのはわかるのだが、良くも悪くも「使える」フレーズを出してくるあたりが個人的に買い。さすが伊達に長年サッカー雑誌の編集長やってなかったな、という感じなのだ。
実際にサッカーをやってたり、はたまたウィニングイレブンとかも使って日々自分なりに研究したりするマジメ系サッカーファンにとっては、かすやんの物言い、どうにも知ったかぶりな発言に聞こえて、不愉快に思う人がいるかもだけど、オレ的にはしっくりくる。
というのも、個々の選手や監督、各国クラブの力量や特徴をゴシップも絡めて素人にも理解できるスッキリとまとまった言葉でスパッと紹介できてるのはこの人くらいだから。あとの解説陣は誰も「紹介」に関してはまっとうにできてない。このへん、マスコミ業界人ならではの一番の強みなんだろう。
、、、良くも悪くも、視聴者に「情報」だけはしっかり与えられてるのは、残念ながらかすやんくらいというのが実情と思うんだけどね。要するに、視聴者に判断材料だけは誰よりも提供できている人材ではあって、その点で断然、評価できるワケだ。
もっと言ってしまえば、ゲームそのものを「解説」してるのってこの人くらいで、あとの解説陣なんて元プロの肩書きだけで、手前勝手な「感想」言ってるだけってのがほとんどだと思うんだけどねぇ? 
元プロ選手や指導者だからって、TVで解説もできるとは限らない。個人的には野球選手と違って、サッカー選手は総じてしゃべりは下手と思うし、原博美さんとかごく一部の例外を除いてプロで聞いてて面白い解説を聞かせてくれてる人ってほとんどいないような気がするのだが。
、、、まぁ、ぶっちゃけ、究極的には解説は無用、実況だけでいいような気もするけどねぇ。


ゲーム自体はクリスティアーノ・ロナウドがキレキレ。ホナウジーニョ、カカと並ぶ天才とは思うが、個人的にはいまだに嫌い。疑いなく凄いと思うけど、コイツがどれだけ美技を繰り出し、ゴラッソなゴール決めても喜べないのは残念。やっぱり、サッカーに限らず、人であれモノであれ、「これ見よがし」なのはどうにも好きになれないらしい。まぁ、コイツの場合はどう考えても言動がアホってのもダメなんだろうな(笑)何度でも書くけど、サッカー選手としては凄いんだから、アホでもタコでも何でもいいんですけど。オレ的には一生ファンにはなれないってだけで。
それにしても、ユナイテッドは魅力的な攻撃しますね。アレックス・ファーガソンの攻撃スタイルってな、ホント、見応えありますね。ファギーに関しては最近はまた見直しモードになったかも。ギグススコールズらが引退する数年後を見越して、勇退する予定と憶測してるが、マジで死ぬまで辞めないかも(笑)