真似事なんちゃってDJもはや7回目。今回は<オレ版『スクール・オブ・ロック』>を展開!
というわけで、昨夜のセットリスト。
1.サニー・ランドレス「Native Stepson」
米国中西部を拠点に活動するスライドギターの名手。ピーター・バラカン先生の名番組『PBS』(View Music→Music On TV)で紹介されていて知った。昨年発表されたライヴ「Grant Street」でも冒頭を飾る彼の看板曲。本曲みたく鬼のスライドが堪能できるインスト作が聴きものだが、唄心もなかなかのもの。野性味あふれるプレイと似つかぬ(?)、理知的な風貌も素敵。
http://www.sonnylandreth.com/sonnyframes.html
- アーティスト: Sonny Landreth
- 出版社/メーカー: Volcano
- 発売日: 1995/01/10
- メディア: CD
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2.頭脳警察「ふざけるんじゃねぇよ」
東映が生んだ鬼才・中島貞夫監督(東大卒!)のハイテンション・チンピラ映画『鉄砲玉の美学』の各所で鳴り渡るテーマ曲。パンタ御大ならでは、ポンポンカマされる啖呵が痛快無類、カッコよすぎ!
……思った以上にウケたので驚きました(笑)まーシンプルにイキよすぎるナンバーだからなぁ。。。
3.鈴木茂&ハックルバック(+DJ小林克也)「100ワットの恋人」
胃ガンから復帰した小林克也に捧ぐ! キャラメル・ママとその関係アーティストの楽曲をおさめたコンピ名盤「キャラメル・パパ」(たしか廃盤だが、中古で見かける)より。鈴木茂&ハックルバック「鈴木茂&ハックルバック」(ミニアルバム)に収録されているバージョンでは小林克也の紹介DJは入ってないので御注意を! 名盤「バンド・ワゴン」ではビル・ペインはじめ猛者がバックだが、ハックルバックの面々のシャープでタイトな演奏も、本場勢にひけをとらぬ出来。
アメリカにレコーディングに出かけた鈴木茂へ宛てて、松本隆が曲も聴かずに送ってきたという歌詞は字余り連発のいかにもな松本節、それを平然と唄ってのける鈴木との名タッグぶり、凄い。4.オシャマンベ・キャッツ(大滝詠一プロデュース)「河原の石川五右衛門」
鈴木茂ときたら大滝詠一、、、ということで(笑)、、、というより、この曲はじめロック・パロディの世界的傑作「レッツ・オンド・アゲイン」をサワリだけでもお聴かせしたく、あえて選曲! これまたピーター・バラカン先生の御推薦盤だったり。
ピンクレディーの曲調でなぜか石川五右衛門*1のテーマソングをつくってしまうあたり、爆笑を誘うが、コレ、当時のミーちゃん&ケイちゃんの人気を知ってる人間が聴くと感慨ひとしおなのよ! オレはキャンディーズ派だったし、ミニスカにドキドキもしなかったけどね……*25.トーキング・ヘッズ「Born Under Punches (The Heat Goes On)」
大滝詠一から強引にツナギ! 単にデュアルディスク(裏面は貴重ライヴ映像収録のDVD!)リマスター盤を自慢したかっただけです(汗)ムチャクチャ音が良くなっとる! 国内で廉価盤が出てるけど音質は旧来のままなので、絶対アマゾンでリマスターを買うべきと思う。
云わずと知れたのロック新時代の幕開けを告げた歴史作「リメイン・イン・ライト」の冒頭曲。後半とつぜん「あんまし騒ぐな!」とオッサンが叫ぶ空耳もアリ!
- アーティスト: Talking Heads
- 出版社/メーカー: Rhino / Wea
- 発売日: 2006/01/10
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6.ブルース・スプリングスティーン「涙のサンダーロード」
我らがBOSSがロイ・ビタンの哀愁さそうピアノと自身のハーモニカに乗せて熱唱する「明日なき暴走」冒頭曲。昔から聴いてるが、先頃発売された全盛期のライヴ「ライヴ・アット・ハマースミス・オデオン」、試聴するや感涙にむせんでしまった! かつてはそこまで感動も感情移入もしたことなかったんだが、この期におよんでボスの熱き魂に触れた思い。歌詞読みながら聴くとまた泣く。
オレにとって、アメリカン・ロックとはボスのこと。巨大すぎて、いまだに受け止めきれないんですけどね。現在の本人は先年の弾き語りライヴで見たらオヤジギャグかましまくるオッサンだったけど、若かった頃はあまりにあまり、カリスマだったのだ。。。映像版は「明日なき暴走 30th Anniversary Edition」についてる。買おうかおう。
- アーティスト: ブルース・スプリングスティーン
- 出版社/メーカー: Sony Music Direct
- 発売日: 2006/04/19
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7.ローリング・ストーンズ「Rocks Off」
キース復活祈願! サルでもブタでもないのに椰子の木から落ちるという誰もが想像だにしなかったバカバカしい事故なんかで引退しないでくれ〜! 昔、TVをホテルの窓から投げ落とした報いか?
というわけで、キースが最も気合い入れてつくったというストーンズの最高傑作の冒頭曲(<こればっか)を。トーク・イズ・チープ。ガタガタ抜かさず、聴いて下さい。
- アーティスト: ザ・ローリング・ストーンズ
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2006/03/15
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8.ザ・プレジデント・オブ・ザ・ユナイテッド・ステイツ・オブ・アメリカ「ラジオスタ−の悲劇」
MTV最初のPVでも知られるバグルズの名曲を、90年代を代表する珍妙トリオがカヴァー。哀調漂う英国ポップをいかにもアメリカン・ロック調の軽快な音ですっとばす、身軽さが頼もしく、微笑ましい。
本曲みたくキャッチ−でシンプル、イイ曲が多い連中だけど、あまりに簡素な音なんで、何度も聴いてると飽きるのが難かな?
http://www.aaaa.co.jp/item/00000243043.html9.AC/DC「地獄のハイウェイ」
オレ版『スクール・オブ・ロック』、クライマックスはこいつでどうだ! ロック史上最高の愛すべきアホ・シンガー、ボン・スコット、この世の憂さをぶっとばす快感ロックンロールを世に出して、実人生でも即地獄行き! 男たるものいさぎよく、かくありたい。ロックファンならアンガス・ヤングのごとく、ヘッドバンキング絶対必至!……オレ以外はやってなかったかも(泣)
- アーティスト: AC/DC
- 出版社/メーカー: Sony
- 発売日: 2003/02/18
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10.ザ・フー「Who Are You」
結局のところ、ロックとはなんぞや? それを知りたくばコレを聴け! キース・ムーンの無意味やたらに手数多すぎるドラム、これこそがロックだ! 大丈夫、リクツじゃないんです((C)『俺がハマーだ!』)
ゼップの名付け親でもあったムーンの遺作。ドラッグでヘロヘロでも、いざドラムセットに座ればシャンとした、というエピソードも泣かせる。。。
- アーティスト: Who
- 出版社/メーカー: Mca
- 発売日: 1996/11/19
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