クリス・スクワイアの鬼ベース、すげぇ!

エスの名作「こわれもの」は愛と信頼のブランドたるライノ様による<ニュー・スタンダード・リマスター>シリーズ。いやぁ、すさまじく音が良くなってますよ、コレ! ただでさえバリバリいってるクリス・スクワイアの鬼ベースがリアルにメチャ響いてきますよ! ビル・ブルフォード〜アラン・ホワイトとドラマーは代われど、イエスの屋台骨はやはりこの男が支えたんだなぁ、と改めて感心しきり。
ビル・ブルフォードのドラムはやっぱりキング・クリムゾン時代のほうが輝いてるけど、若々しく軽やかな弾みっぷりには頬もゆるむってモンで。スティーヴ・ハウのギターもアグレッシヴに煽り立ててくれてて最高だわ。え、リック・ウェイクマン? あーうにゃうにゃ、後ろでいってますよ。キーボードの音の鳴りも自然でイイっす。ジョン・アンダーソンのボーカルだけは音質関係なく美しい。こりゃあ出た当時に買いだったねぇ。遅れをとったわい。

フォックストロット

フォックストロット

で、こっちは言わずと知れたジェネシスのチョ−名盤。高校の頃は毎日のように聴いた! だもんで、その後あまり聴かなくて、CDも売り払ったままだったから、聴き直すのはたぶん10数年ぶり(笑)上記「こわれもの」も同じく。でも、高校生の頃に見聞きしたモノって、人生で最も多感な時期だからか、細部の細部まで覚えているンだ、コレが! 頭よりも先に肉体が反応。うひひ、カラダは正直なんだから、、、てなモンである。まぁ、リマスターで聴くのは初めてだから、記憶にないかつて聴こえなかった音まで聴こえてきてかなり新鮮! プログレ伝家の宝刀メロトロンがうなる、うなる! トニー・バンクス大活躍! やっぱコレが一番の傑作かな? 昔聴きすぎてすでに飽きてたんだよなぁ、学生時代は。