深夜は酷薄。

each eye a path

each eye a path

ミック・カーンの現時点のソロ最新作。サポートは盟友スティーヴ・ジャンセンのみながら、独特の音色で奏でるフレットレス・ベースと管楽器数種を操り、融通無礙にして幽玄なる音空間を創造。デイヴィッド・シルヴィアンのソロなどとは趣向も方向性も基本的に異なるが、JAPAN以降、ある意味、シルヴィアン以上に堅実な音楽活動を展開できているとは言えまいか。